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「粗い」「荒い」の意味と違い

「粗い」「荒い」の意味と違い

「粗い」と「荒い」の意味と違い

「粗い」と「荒い」は、どちらも「あらい」と読む言葉です。この2つは意味合いの印象も似ていますが、使われ方は異なります。ではこれらには、具体的にどんな違いがあるのでしょうか。使い分けのポイントなども知りたいところです。そこで今回は、「粗い」と「荒い」の意味と違いについて解説していきたいと思います。

粗いとは

粗い

「粗い」の意味は、次の3つです。
1つ目は、「隙間が大きい」というもので、かたまりをなしている個々の要素の隙間が、比較的大きいことを指します。また、そうした要素自体が大きいことも言います。この場合は、「目の粗いザル」「粉の引き方が粗い」などと使われます。
2つ目は、「手触りがざらついている」というもので、「この板は肌理(きめ)が粗い」などと使われます。
3つ目は、「粗雑である」という意味合いで、ものごとの出来などがおおざっぱで細かくないことを指します。この場合は、「試合運びが粗い」「計算が粗い」などと使われます。

「粗い」の「粗」という字は、「米」「はなれる」を表す象形から成っています。これは「粘り気のない米」という意味で、そこから「あらい」を表す漢字として成り立ちました。
「荒い」との違いについては、以下で見ていきましょう。

荒いとは

荒い

「荒い」の主な意味合いは、次の4つです。
1つは「勢いが激しい」というもので、「波が荒い」「鼻息が荒い」のように使います。
2つ目は、「態度が乱暴である」というもので、「気性が荒い」「言葉づかいが荒い」のような使い方になります。
3つ目は「ていねいでない」というもので、これは「人使いが荒い」のように使います。そして
4つ目は、「節度がない」という意味合いで、「金遣いが荒い」のように使われます。

「荒い」の「荒」という字は、「草」の象形と「何もない」を表す象形から成っています。これは「草のほかに何もない」を意味しており、そこから「あらい」「あれる」を意味する漢字として成り立ちました。

「荒い」と「粗い」は、語源は同じですが使われ方は違います。使い分けのポイントとしては、「荒い」は人やものの「動き」に関して使い、「粗い」は人やものの「状態」に対して使うという点があります。また、「荒い」の反対語は「穏やか」で、「粗い」の反対語は「細かい」と覚えておくと、使い分ける際に便利です。