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「ゾーニング」の意味とは?使い方や例文

「ゾーニング」の意味とは?使い方や例文

「ゾーニング」の意味とは?使い方や例文

「ゾーニング」という言葉は、現在さまざまな場面で使用されています。ビジネスシーンでもたびたび耳にしますが、一体どのようなことを表すのでしょうか。実は詳しい意味をよく知らないという人も、意外に多いかもしれません。

そこで今回は、そうした人のために、「ゾーニング」の意味や使い方などについていろいろ解説していきたいと思います。

「ゾーニング」の意味

「ゾーニング」とは

日本でカタカナ語として使われる場合の「ゾーニング」とは、大まかに言うと、「区分すること」といった意味になります。一般的には土地や空間などを目的に応じて区分することを言い、特に都市計画などで、各地域を用途別に区画することを指します。

また、もう1つの意味として、「物やサービスなどの購入や利用を、年齢などによって制限すること」というものもあります。例えば、20歳未満に対する酒・タバコの販売禁止といったことなどが、これにあたります。

「ゾーニング」の由来

「ゾーニング」は、英語の「zoning」という単語に由来する外来語です。英語における「zoning」の主な意味は、「地区制」というものです。都市計画によって、土地を工場地区や住宅地区などに区画することについて使われます。例えば「commercial zoning」という場合は、「商業地区用途地域」という意味になり、「residential zoning」という場合は、「住居系用途地域」という意味になります。

このように、英語における「zoning」は、日本で使われる場合より、意味合いが限定されるのが特徴です。

「ゾーニング」の使い方・例文

「ゾーニング」の一般的な意味について見たところで、実際の使われ方について見てみましょう。ビジネス用語としての使い方や、その他の使い方について、以下に例文を挙げて見ました。

例文:「最初に商品群を分けてからゾーニングしておくと、後の細かい陳列作業が楽になる」

例文:「オフィスのゾーニングでは、外来者が機密情報に近づけないような導線を確保することが大事だ」

例文:「都市計画におけるゾーニングには、新しい開発によって既存の用途が干渉されるのを防ぎ、街の構造を維持するという目的もある」

「ゾーニング」の分野別の意味

「ゾーニング」の大まかな意味については上で述べましたが、この言葉は各分野でそれぞれ細かく異なる意味を持ちます。ここでは、そうした分野ごとの「ゾーニング」の意味合いについて見ていきましょう。

オフィスにおける「ゾーニング」

オフィスに対して使われる場合の「ゾーニング」は、「用途に合わせてオフィスの間取りを決めること」を意味します。使い勝手などを考慮した間取りにすることなどを指しますが、最近はセキュリティ面を重視した「ゾーニング」も多くなっています。セキュリティレベルに応じてゾーンを明確に分けることにより、外部からの社内情報への接近を防ぐ目的があります。

この場合の「ゾーニング」では、比較的セキュリティレベルの低い「エントランスゾーン」や「来訪者ゾーン」、社員や関係者以外立ち入り禁止の「業務ゾーン」、そして、サーバールームなど社員にも入室制限がかけられる「機密情報ゾーン」といった区分けが考えられます。

小売業における「ゾーニング」

小売業で使う場合の「ゾーニング」は、「小売店舗でカテゴリごとに分けられた商品群の配置領域(ゾーン)を区画すること」という意味になります。具体的には、商品群の配置についてその位置やスペースの大きさ、また置き方などを決めることを指します。最も商品への注目を集めやすく、同時に手に取りやすい領域は「ゴールデンゾーン」と呼ばれ、ここにどの商品を配置するかが、店の売上やイメージを決める重要なポイントになります。

この場合の「ゾーニング」の形式としては、「バーチカル(垂直)陳列」「ホリゾンタル(水平)陳列」が代表的です。前者はカテゴライズされた商品群を縦方向に並べる方法で、顧客にとって各商品群が目に留まりやすく、且つどの商品群も手に取りやすいという特徴があります。一方後者は、カテゴライズされた商品群を横方向に並べる方法で、顧客にとっては売り場全体を見渡しやすく、自然に「ゴールデンゾーン」の商品が特定されるため、売場を強く印象づけられるというメリットがあります。

病院における「ゾーニング」

病院で使われる場合の「ゾーニング」は、「感染症患者の入院病棟で、病原体によって汚染されている区域(汚染区域)とそうでない区域(清潔区域)を区分すること」を指します。病院で「ゾーニング」を行うことは、安全な医療の提供や感染拡大の防止において重要な意味を持ちます。

この場合、汚染区域と清潔区域を明確に分けることが重要になります。また、医療従事者の曝露機会を抑えるなどの理由から、汚染区域は可能な限り狭く設定されます。医療従事者は、汚染区域に入る時には個人防護具をまとい、出る時にはそれらを外さなくてはなりません。

最後に

以上のように、「ゾーニング」は「空間や土地を区分すること」「年齢を制限すること」といった意味を持っています。ビジネス用語としてだけでなく、病院や都市計画などさまざまな場面で使われる言葉なので、社会人としてはしっかり覚えておきたいところです。例文で示したような用法を踏まえ、場面に応じた適切な使い方を身につけておきましょう。