社会人のためのビジネス情報マガジン

  • フェイスブック
  • ツイッター
  • RSS

一般常識

「続柄(ぞくがら)」「続柄(つづきがら)」の意味と読み方の違い

「続柄(ぞくがら)」「続柄(つづきがら)」の意味と読み方の違い

「続柄(ぞくがら)」「続柄(つづきがら)」の意味と読み方の違い

「続柄」とは、「親族としての関係」という意味の言葉です。親子や夫婦、兄弟などのつながりについて言う言葉で、「続」の字は「子孫・血統などが代々つづくこと」の意味を持ちます。一方「柄」とは、この場合「血縁関係」を意味しています。

主に戸籍簿や住民票の記載に際して用いられる言葉で、父母との関係を表す場合と、世帯主など家族・世帯の代表者との親族的身分関係を表す場合の2種類に大別されます。現行法においては、前者の場合として「実父母との続柄(戸籍法第13条4号)」と「養親との続柄(同法5号)」があり、後者の場合としては、「世帯主との続柄(戸籍法施行規則55条1号など)」があります。

「続柄(ぞくがら)」と「続柄(つづきがら)」に意味の違いはありませんが、「続柄」を「ぞくがら」と読むのは、不正確なものです。本来は「つづきがら」の方が、正式な読み方にあたります。

では「ぞくがら」は間違いで、一切使うべきではないかというと、現在はそうとも言えなくなっています。
「ぞくがら」という読み方はいわゆる「慣用読み」で、正しくはないものの、広く用いられていることから読み方の一種として認められています。ですので、大抵は「ぞくがら」と発音しても通じますし、漢字入力でも「ぞくがら」で問題なく変換されます。そればかりか、現在では「ぞくがら」という読みの方が普及しているのが実状です。

しかし、一般常識として、本来は「つづきがら」を使うべきということは覚えておいた方が良いでしょう。特に改まった場などでは、正しく発音した方がきちんとした印象になります。

「続柄(ぞくがら)」「続柄(つづきがら)」の意味と読み方の違い

この記事が気に入ったら いいね!しよう

最新の情報をお届けします