一般常識
「全盛期」と「最盛期」の意味と違い

スポンサーリンク
「全盛期」と「最盛期」の意味と違いとは
日本語には、意味合いが良く似ているために使い分けに困る言葉がたくさんあります。「全盛期」と「最盛期」の2つの言葉も、そうしたものに含まれるでしょう。どちらもまったく同じ意味に見えますが、何か違いなどはあるのでしょうか。
今回は、「全盛期」と「最盛期」の意味や違いについて、詳しく解説していきましょう。
「全盛期」とは
「全盛期」とは、「人気や勢力、実力などが、もっとも盛んな状態にある時期」という意味の言葉です。ある人や集団、現象などの持つ勢いが、ピークに達した時期を言います。「全盛期」の「全盛」とは、「人気や勢力などが一番盛んな状態」を意味します。
読み方は「ぜんせいき」で、「あのアーティストは今全盛期を迎えている」「日本映画の全盛期に育った」「テレビの全盛期は過ぎたと言われる」のように使われます。
「最盛期」との違いにあたる「全盛期」の特徴は、「持続期間が長い」という点にあります。「最盛期」よりも「全盛期」の方が、やや長い期間を指すことが一般的です。
「最盛期」とは
「最盛期」とは、「勢いがもっとも盛んな時期」という意味の言葉です。ある個人や集団、現象などの勢いが、いちばん高まった時期を言います。「最盛」とは、「もっとも盛んなこと」という意味の言葉です。
読み方は「さいせいき」で、「ローマ帝国の最盛期について学ぶ」「70年代はロックの最盛期だ」のように使われます。
「最盛期」にはまた、上の意味のほかに、「果物や野菜などの出さかりの時期」という意味合いもあります。
「最盛期」と「全盛期」は、どちらも「人気や勢力などがピークの時期」という意味を持ち、ほとんど同じ言葉として使うことができます。その一方で、前述のように「最盛期」は「全盛期」より、時期的にやや短いという違いが指摘できます。また「全盛期」中でも特に勢いのある時期が、「最盛期」にあたると言えるでしょう。
こうした違いのほか、「全盛期」には「果物などの出さかりの時期」の意味がない点でも、「最盛期と使い分けられるようになっています。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
- 最新の情報をお届けします
- Tweet Follow @b_textbook
その他おすすめのコンテンツ一覧
-
一次元・二次元・三次元・四次元・五次元の違い
-
元・基・下の使い方の違い
-
「動線」と「導線」の違い
-
生む(生まれる)・産む(産まれる)の違い
-
「ください」と「下さい」の正しい使い分け方と違い
-
高級寿司屋のマナーと正しい食べ方34選
-
「つまずく」と「つまづく」の意味と違い
-
民主主義・資本主義・社会主義・共産主義の違い
-
「尋ねる」「訪ねる」「訊ねる」の意味と違い
-
「蘇る」と「甦る」の意味と違い
-
「夫」「主人」「旦那」「亭主」の意味と違い
-
「世論(よろん)」と「世論(せろん)」の違いと読み方
-
朗報・悲報・吉報・凶報・訃報・速報の違い
-
「宜しく」と「よろしく」の正しい使い分け方と違い
-
「凡例(はんれい)」と「凡例(ぼんれい)」の違いと読み方
-
「生き生き」と「活き活き」の意味と違い
-
全20種類!○○世代一覧
-
「変える」「替える」「代える」「換える」の意味と違い
-
「早急(そうきゅう)」と「早急(さっきゅう)」の意味の違いと読み方
-
早生まれと遅生まれの意味と違い!メリットとデメリット15選
-
ホールディングスとは(持株会社とは)?メリットとデメリット9選
-
「年度」「年次」「年時」の違い
-
「讃える」と「称える」の意味と違い
-
「信用」と「信頼」の違い