社会人のためのビジネス情報マガジン

  • フェイスブック
  • ツイッター
  • RSS

一般常識

「友人」「友達」「知人」の意味と違い

「友人」「友達」「知人」の意味と違い

「友人」「友達」「知人」の意味と違い

「友人を家に招く」や「友人関係に悩む」のように、「友人」という言葉は日頃からおなじみのものです。一方、これと同じような言葉に「友達」がありますが、この2つは一体どのように区別されるのでしょうか。使い方の違いなどについて知りたいところです。また、こちらもよく似た「知人」との違いについても気になります。

今回は、「友人」「友達」「知人」の意味や違いについて解説していきますので、これらの使い分け方が知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

「友人」

友人

「友人(ゆうじん)」とは、「友とする人」という意味の言葉です。互いに助け合う者や、志を同じくする仲間などを言います。「友人は多い方だが、親友と呼べるのはAだけだ」「今夜学生時代の友人と久しぶりに会う」のように使われます。

「友人」の「友」の字は、「右手と右手を取り合う」象形から成り、「とも(一緒に遊んだりする仲の良い人)」の意味を表します。

「友達」との意味の違いは、特にありません。どちらも同じ内容を表しますが、ニュアンスには微妙な違いがあります。「友人」の語はやや改まったニュアンスを持つのが特徴で、どちらかというと、仕事や公の場面などでよく使われるようになっています。たとえば上司などの目上の人に、自分の友を「彼はわたしの友人です」と紹介するといった具合です。また政治の世界でも、他国とのパートナーシップを強調する際に、「我が国と○○国とは緊密な友人関係にある」などと表現することもあります。

「友達」

友達

「友達(ともだち)」とは、「互いに心を許し合って、対等に交わっている人」「一緒に遊んだりしゃべったりする親しい人」という意味の言葉です。「友達の励ましを受けて、ようやく元気を取り戻した」「疎遠になっていた友達から急に連絡が来た」のように使われます。

「友達」の「達」は、人が複数であることを表す語になります。

「友達」と「友人」は、上で述べたように、特に意味の違いはありません。どちらも「友」を指しており、言い方が異なるだけとなっています。ただ、「友達」の語は「友人」に比べ、ややくだけたニュアンスを持つという特徴があります。そのため、日常会話などで使われることが多く、反対に改まった場ではあまり使われません。また、「遊び友達」や「男友達」などのように、「○○友達」の形で使われる点も、「友人」との違いに挙げられます。

「知人」

知人

「知人(ちじん)」とは、文字通り「知っている人」という意味の言葉です。「知り合い」や「近付き」などと言い換えることができます。「知人から紹介された女性と付き合うことになった」「彼の知人の中には、有名人も何人かいるそうだ」のような使い方をされます。

「知人」と「友人」は、どちらも面識や交友関係がある点では共通しますが、関係の密度においては違いがあります。「知人」は「友人」よりも、一般に関係が浅い人に対して使われるようになっています。単に2~3度会っただけの人に対しても、「知人」と呼ぶことが可能です。つまり、「知人」は「友人」に比べて当てはまる範囲が広く、「友人」は「知人の中でも特に関係が深い者」と表現することができます。

「友人」「友達」「知人」の意味と違い

この記事が気に入ったら いいね!しよう

最新の情報をお届けします