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一般常識

「用件」「要件」の意味と違い

「用件」「要件」の意味と違い

用件・要件の意味と違いとは

「用件」と「要件」は、どちらも「ようけん」と読む熟語です。しかも意味合いも重なる部分があることから、使い方を混同されているケースが少なくありません。しかし実際には、両者は異なる意味を持つ言葉です。

今回は、「用件」と「要件」の意味や違いについて見ることで、正しい使い分け方を学んでいきましょう。

用件とは

用件

「用件」とは、「なすべき仕事」という意味の言葉です。やらなくてはならない仕事や、つたえるべきことがらを言います。類語としては、「用事」があります。「用件はもう済んだ」「ご用件については承りました」のように使われます。

「用件」の「用」という字は、柄を持って持ち上げて使う「甬鐘(ようしょう)」と呼ばれる鐘の象形から成っています。そこから「とりあげる」「もちいる」を意味するようになりましたが、日本のみの意味合いとして、「しごと」「すべきことがら」というものもあります。

「用件」の特徴としては、「ことの重要さは問わない」という点が挙げられます。「用件」は取り扱うべき仕事を言うのみで、その仕事の大事さなどは表しません。この点は、後述する「要件」との違いとなっています。

要件とは

要件

「要件」とは、「重要な条件」という意味の言葉です。あるものごとを成り立たせるための、欠かせない条件や事項を言います。「彼はリーダーとしての要件を満たしている」「プロジェクトを始めるにあたっての要件が、ようやく整った」のように使われます。

「要件」はまた、「大事な用事」という意味もあります。この場合は、「時間がないので、要件だけ説明します」「要件を簡潔に述べてほしい」のように使われます。

「要件」の「要」の字は、「人体の中央部」を指しており、「こし」や「かなめ」といった意味を持ちます。また、「かならず」「きっと」といった意味もあります。

このように、「要件」は「重要な条件」を指すという点が、「用件」との違いになります。また、「用事」の意味でも特に重要なものを指すという点が、「用件」との使い分けのポイントとなります。