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「予兆」「前兆」「兆候」の意味と違い

「予兆」「前兆」「兆候」の意味と違い

予兆・前兆・兆候の意味と違いとは

「何かを前もって告げるしらせ」といった意味の言葉には、いくつかの種類があります。「予兆」「前兆」「兆候」などがそれですが、これらの言葉は、どうやって使い分けるべきなのでしょうか。それぞれの細かい意味合いが気になるところです。

そこで今回は、「予兆」「前兆」「兆候」の意味と違いについて解説したいと思います。

予兆とは

予兆

「予兆」とは、「前ぶれ」という意味の言葉です。特に、未来の事象をあらかじめ知らせるような、天体や天候、動物、植物など自然界の小さな変化を言います。例えば、地震の前には急に動物が騒ぎ出すという俗説や、彗星が現れると災害が起こるという言い伝えなどが、「予兆」にあたります。

「予兆」の「予」は、「前もって」や「あらかじめ」を意味します。「兆」の字は、「きざし」や「前ぶれ」を意味しています。

「予兆」の特徴は、「主に自然現象に対し使われる」という点にあります。前述のような、地震や嵐の先ぶれとしての、動物や天体などの変化を指しており、この点は後述する「前兆」などとの違いとなっています。

前兆とは

前兆

「前兆」とは、「何かが起こる前に現れるしるし」といった意味の言葉です。自然現象から人間の運命に至るまで、先に起こることをあらかじめ知らせるようなできごとを言います。いずれも俗信が多いものの、場合によっては長年にわたる自然観察や、経験則から導かれているものもあります。例えば「からすが奇妙な声で鳴くと死人が出る」「大雪が降ると豊作になる」「虹は幸運のしらせ」といったことが、「前兆」にあたります。

「前兆」と「予兆」は、大まかな意味合いにおいて違いはありません。どちらも「あるできごとの前ぶれ」を示していますが、「予兆」が上記のように自然現象に対し使われるのに対し、「前兆」はそれ以外にも使えるという違いがあります。この点を踏まえておくと、使い分けしやすくなるでしょう。

兆候とは

兆候

「兆候」とは、「ものごとの起こる前ぶれ」という意味の言葉です。あるできごとが起こる前に見られる、きざしや気配などをいいます。読み方は「ちょうこう」で、「徴候」と書く場合もあります。「兆候」の「候」は、「様子をさぐる」や「きざし」といった意味があります。

「兆候」もまた、意味合いにおいては「前兆」と似ていますが、使われ方は違います。「前兆」がある「できごと」を指すのに対し、「兆候」は「気配」や「雰囲気」を指すようになっています。例えば「風邪の兆候がある」といった場合、なんとなく体がだるい、少しさむけがするなどの微妙な変化を指しています。このように、あまり具体的な現象ではない気配などについては、「前兆」よりも「兆候」を使うのが適切です。