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ビジネス用語

X世代・Y世代・Z世代とは?定義と違い3選

X世代・Y世代・Z世代とは?定義と違い3選

X世代・Y世代・Z世代とは?定義と違い3選

「戦中派」「ベビーブーマー」など世代を表す言葉は昔からいくつも作られてきましたが、近年よく聞かれるのが「X世代」「Y世代」「Z世代」という3つのワードです。これらは耳にする機会は多いものの、具体的にどういう層を指すのかについては、今一つ分かりにくいところが少なくありません。アルファベットの末尾が割り振られている理由や詳しい定義、それぞれの違いなどが知りたいところです。

本記事ではそれらの点について詳しく解説しますので、理解の参考にしてみてください。

X世代

X世代

「X(エックス)世代」という言葉は、「1965~1981年ごろに誕生した人びとをひとくくりに表す呼称」と定義することができます。年齢で見ると、2023時点で42~57歳くらいの層が「X世代」に相当します。
この呼び方はアメリカ発のもので、元の表現は「Generation X」になります。「X」には「未知のもの」という意味があり、それまでとは異なる価値観や感性を持つ該当世代を表す表現として使われるようになりました。

一般的に「X世代」は、経済的に豊かな時代に育ったことから、物質的な価値を重視する傾向があるとされます。この点は、「Y世代」などとの大きな違いになります。また個人的な成功を志向する一方で、家庭やコミュニティとの結びつきも大事にするという特徴もあります。

Y世代

Y世代

「Y(ワイ)世代」の定義は、「1980~1995年ごろに誕生した人びとに対する呼称」といったものになります。2023年時点での年齢が25~40歳くらいの層がこの世代にあたり、「X世代」の次代になることから、「Y」の文字が当てられています。「ミレニアル世代(Millennials)」とも呼ばれますが、これは「 Millennium=千世紀」に相当する2000年以降に成人していることに由来します。

「Y世代」の特徴としては、物心ついたときからインターネット環境が整っていたことから、ネットを通じた情報収集や発信になじんでいるという点が挙げられます。このことから「デジタルネイティブ」と呼ばれることもありますが、その一方で新聞など旧来のメディアも活用するバランス感覚があります。
また、物質的な充足よりも体験の質に重きを置く傾向もあり、この点は親世代である「X世代」との違いに挙げられます。

Z世代

Z世代

「Z世代」は、「1995~2012年ごろに誕生した人びとを指す呼称」と定義することができます。2023年時点で年齢12~27歳くらいの層が該当し、「X、Yに続く世代」の意味で「Z世代」と呼ばれています。
生まれた時すでにインターネットや携帯電話が普及していたことから、この世代を「最初のデジタルネイティブ」とする意見も多くなっています。ネットやSNSを通じた情報収集力に長け、そこで得た知識を行動の判断基準にするという特徴があります。ITへの親和性の高さは「Y世代」と共通しますが、「Z世代」の場合はネットやSNSに対し警戒心も持つ点が違いになります。

また、「コストパフォーマンス」と共に「タイムパフォーマンス(時間的な効率性)」を重視するのも、この世代の特徴的な点です。消費行動に関しては「自分にとっての価値」を重視する傾向にあり、モノへの所有欲は比較的薄いとされます。「多様性」などの社会的正義にも関心が高く、日ごろからそうした問題に積極的にコミットしようとする傾向がみられます。

X世代・Y世代・Z世代とは?定義と違い3選

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