一般常識
「月並み」と「人並み」の意味と違い

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「月並み」と「人並み」の意味と違いとは
字面が似ているために混同しやすい言葉は多くありますが、「月並み」と「人並み」も、そうしたものの一種でしょう。これらはどちらも同じような意味を持つように見えますが、実際には異なります。では、それぞれどんな使い方をするのが正しいのでしょうか。
今回は、「月並み」と「人並み」の意味や違いについて解説しますので、使い分ける際の参考にしてみてください。
「月並み」とは
「月並み」には、主に2つの意味があります。1つは「毎月きまって行われること」という意味で、この場合は「月並みの会」などと使われます。
もう1つの意味は、「新鮮味がなく、ありふれていて平凡なこと」というものです。また、そうしたさまについても言います。この場合は、「表現が月並みでつまらない」「月並みな意見はしらけるだけだ」のように使われます。
「人並み」との違いでいうと、「月並み」は「平凡で面白みに欠ける」という点に重点が置かれているところが特徴となります。これに対し「人並み」は、後述するように「つまらない」という意味を持つわけではありません。この点は、両者を使い分ける際のポイントとなります。
「人並み」とは
「人並み」とは、「普通の人と同じような程度であること」という意味の言葉です。また、そうしたさまも指します。「世間なみ」という言い方に置き換えることもできます。「人並みの生活がやっとできるようになった」「人並み以下の扱いしか受けていない」「人並みはずれたピアノの才能を持つ」のように使われます。
「人並み」はこのように、「世間一般の人と同程度」であることを指す言葉で、「平凡で面白みがない」ことを指す「月並み」とは、意味合いが違います。ですので、「人並みの生活」というと「一般的なレベルの生活」という意味になりますが、「月並みな生活」というと、「特筆すべきところがない生活」といった意味合いになります。
「月並み」が比較的ネガティブなニュアンスを持つのとは違い、「人並み」はどちらかというと、ポジティブなニュアンスを持つのが特徴です。
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