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「使う」と「遣う」の意味と違い

「使う」と「遣う」の意味と違い

「使う」「遣う」の意味と違い

「使う」と「遣う」は、どちらも「つかう」と読む言葉です。これらの言葉は、辞書では同じ項目で扱われていますが、実際には完全に同じ意味合いというわけではありません。では、具体的にはどういう点が異なるのでしょうか。今回は、「使う」「遣う」の意味と違いについて、詳しく解説していきます。

使うとは

使う

「使う」の大まかな意味は、「利用する」というものです。ある目的のために、物や体、他人を用いることを言います。「通勤にはいつもバスを使う」「肘を使ってドアを開けた」「1日だけのアルバイトを使う」のように使われます。また、技や術を行うことも言い、この場合は「トリックを使う」「居留守を使う」などのように使われます。
このほか、「頭を使う」のように「神経を働かせる」といった意味合いや、「時間を使う」のように「物や時間を消費する」という意味合い、「弁当を使う」のように、「ある行為をする」という意味合いなどもあります。

「使う」の「使」の字は、「人」「役人」の象形から成っています。そこから「つかえる人」「つかう」を意味する漢字として成り立ちました。

「遣う」との違いについては、以下で見ていきましょう。

遣うとは

遣う

前述のように、辞書における「遣う」の意味合いは、基本的に「使う」と違いはありません。やはり大まかには、「利用する」「用いる」といった意味を持ちます。しかし、一般的な使われ方には、多少の違いがあります。

「遣う」が主に表すのは、「あやつる」という意味合いです。人形、動物などを、自分の思い通りに動かすことを指します。「猿を遣う見世物」「人形を遣う芸」のように使われます。
また、「お金を盛大に遣う」などのように、「金銭や時間を費やす」という意味合いもあります。

「遣う」の「遣」という字は、「行く」「軍隊が遠征につく」の象形から成っています。ここから「つかわす」「~させる」などを意味する漢字として成り立ちました。

このように、「使う」は「物を役立てる」「人に用をさせる」という意味で使われるのに対し、「遣う」は「あやつる」「金や時間を消費する」の意味で使われる点が主な違いとなります。