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一般常識

「とにかく」「ともかく」「とかく」の意味の違いとは

「とにかく」「ともかく」「とかく」の意味の違いとは

「とにかく」「ともかく」「とかく」の意味の違いとは

「とにかく」や「ともかく」といった言葉は、日常会話でよく使われます。この2つの言葉は字面も意味合いもほとんど同じようですが、異なる点などはあるのでしょうか。場面による使い分けができるのかも知りたいところです。そこで今回は、「とにかく」と「ともかく」の違いに加え、やはりよく似た「とかく」との違いについても解説していきます。

とにかくとは

「とにかく」とは、「ほかの問題は置いておいて」といった意味の言葉です。品詞は副詞になり、漢字で書くと「兎に角」となります。この「兎に角」という表記は当て字で、特に意味はありません。「とにかくそこへ行ってみよう」「とにかくやるだけやってみよう」「とにかく急ぐべきだ」などのように使われます。「何はともあれ」や「いずれにしても」などと同様の意味合いとなります。また、「~はとにかく」というように、「それはさておき」などの意味合いで使われることもあります。この場合は、「表現はとにかく、言っていることは正論だ」などのように使われます。
他には、言いたいことを強調する意味合いで「とにかく」を使う場合もあります。この用法では、「彼はとにかく頑固な男だ」のような使い方になります。
「ともかく」との違いについては、以下で見ていきましょう。

ともかくとは

「ともかく」とは、「~は別として」といった意味合いの言葉です。ある問題の決定や解決を先送りにしたり、度外視するなどして、ほかのことがらについて注目する場合に使います。こちらも副詞で、漢字表記では「兎も角」となります。「ともかく先を急ごう」「ともかく電話してみたら」などのように使います。
この説明からもわかるように、「ともかく」は「とにかく」とほとんど同じ意味の言葉となっています。「~はさておき」という意味合いで使われるのも同様です。細かな違いとしては、「ともかく」は強調としては使われないことや、「それは」の後にはつかないなどの点が挙げられます。

とかくとは

「とかく」の主な意味は、4つに分けられます。1つは「なんやかや」や「いろいろ」といった意味合いで、さまざまなものを漠然と指すのに使われます。2つ目は「ある状態になりやすいさま」ということを指し、「ややもすると」などの意味合いで使われます。3つ目は、「何にしても」などの意味合いで、「とかく世の中はきゅうくつだ」などのように使われます。そして4つ目は、「あれこれとよくないさま」という意味合いで、こちらは「彼にはとかくきな臭い話が多い」のように使われます。
このように、「とかく」という言葉はいろいろな意味合いを含んでいます。しかし、「ほかの問題を差し置く」などの意味合いはありません。この点は、「とにかく」や「ともかく」との大きな違いとなっています。