一般常識
「定量的」「定性的」の意味と違い

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定量的・定性的の意味と違いとは
何となくわかったつもりでいても、実は詳しい意味を知らないという言葉は多くあります。「定量的」「定性的」といった言葉も、そうしたものの1つではないでしょうか。意味を説明しようとすると、うまくできない人も多いかもしれません。
そこで今回は、「定量的」「定性的」の意味と違いについて、詳しく説明したいと思います。
「定量的」とは
「定量的」という言葉は、「定量的研究」「定量的測定」などと使われます。
「定量的研究」とは、対象の量的な側面に注目し、数値を用いた分析や記述を行う研究のことです。「定量的測定」は、対象の状態を数値として測定することを指します。
つまり「定量的」とは、簡単に言えば、「あるものごとの数量に関するさま」であると言うことができます。
「定量的」の「定量」とは、一般的には「決まった分量」のことですが、この場合には「数字で表せる要素」といった意味になります。
「定量的」という言葉は、一般でもよく使われるようになっています。「定量的な目標を設定する」のように使われますが、この場合は「具体的な数値で表された目標を設定する」といった意味合いになります。
「定性的」との違いについては、以下で見てみましょう。
「定性的」とは
「定性的」は、「定量的」の対義語にあたる言葉です。「定量的」が数量に関することを意味していたのとは違い、「定性的」は、数値では表せないものについて言う言葉となっています。
簡単に言えば、「あるものごとの性質に関するさま」を表しています。「定性的研究」「定性的検査」などと使われます。
「定性的」と「定量的」は、ものごとをどうとらえるかについての概念です。例えば食べ物の栄養について言う時、「定量的」な説明では具体的な成分量や摂取量を示すのに対し、「定性的」説明では、どの成分がどのように健康に役立つかを示します。どちらが優れているということはなく、単なるアプローチの違いでしかありません。ですので、場面に応じて両者をうまく使い分けることが必要になります。
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