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一般常識

「低減」「軽減」「削減」の意味と違い

「低減」「軽減」「削減」の意味と違い

「低減」「軽減」「削減」の意味と違いとは

「低減」「軽減」「削減」の3つは、いずれも「へらす」という意味を持つ点で共通しています。互いにイメージが似ていることで、使い分けに迷うこの3語ですが、どのような点に違いがあるのでしょうか。具体的な使い分けのポイントが知りたいところです。

今回は、「低減」「軽減」「削減」の意味や違いについて解説していきましょう。

「低減」とは

低減

「低減」とは、「へること」または「へらすこと」という意味の言葉です。数量などについて使われ、「世界的に出生率の低減が続いている」「これ以上の予算の低減は避けたい」のような使い方になります。また、「値段や費用が安くなること」という意味合いもあり、この場合は「経費の低減が課題だ」「買収価格の低減を狙っている」のように使われます。読み方は、「ていげん」になります。

「低減」の「低」の字は、「(位置や程度などが)ひくい」の意味を持ちます。一方「減」の字は、「(数量が)少なくなる、少なくする」を意味しています。

「低減」は、「軽減」と同じように使われる場合もありますが、基本的なニュアンスには違いがあります。「軽減」の意味については後述しますが、「低減」の場合「数値で表せるもの」について使うのが、両者の使い分けのポイントです。

「軽減」とは

軽減

「軽減」とは、「へらして軽くすること」という意味の言葉です。負担や苦痛、罰といったものの程度を減らし、軽くすることを言います。読み方は「けいげん」で、「余計な負担は軽減したい」「所得税の軽減を検討している」「この薬で痛みを軽減できるはずだ」のように使われます。

「軽減」の「軽」の字は、「わずか」「少ない」「重くない」などの意味を表します。

「低減」と「軽減」の違いは微妙なところですが、上記のように、「何に対して使うか」がやや異なります。「低減」が「数量で表せるもの」について使われるのに対し、「軽減」は「負担や苦痛」といった、数値で測りにくいものに対して使われるのが特徴です。

「削減」とは

削減

「削減」とは、「けずってへらすこと」という意味の言葉です。予算や軍備などの一定の範囲を切り取り、少なくすることを言います。読み方は「さくげん」で、「ぎりぎりまでコストを削減するよう言われている」「国防予算の削減には反対だ」「温室効果ガスの排出量削減が急がれる」のように使われます。

「削減」の「削」という字は、「一部分を取り除いて全体の量をへらす」を意味しています。

「削減」と「低減」の違いも紛らわしいところですが、「低減」には「自然に減っていくこと」の意味も含まれるのに対し、「削減」は「人為的にへらすこと」のみを指すという違いがあります。同様の意味で使われる場合も、「削減」の方がカットする度合いが激しいニュアンスを持つ点で使い分けられます。