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一般常識

「相撲」「大相撲」の意味と違い

「相撲」「大相撲」の意味と違い

「相撲」「大相撲」の意味と違い

日本では現在、さまざまなスポーツ競技が人気を集めていますが、古くから一般に支持されてきたものと言えば、やはり「相撲」が一番に挙げられるでしょう。ところで、この「相撲」という呼び名とは別に、よく「大相撲」という呼称も耳にするようになっていますが、両者は一体何が違うのでしょうか。この点については、意外に知られていない部分も多いのが実状です。

そこで今回は、「相撲」と「大相撲」の意味や違いについて、詳しく解説していきたいと思います。

「相撲」とは

相撲

「相撲(すもう)」とは、「個人競技の一種で、回し(相撲褌)を締めた2人の人間が押し合ったり組み合ったりして、円形の土俵内で相手を倒すか、もしくは押し出すかして勝敗を決めるもの」を意味します。「角力」とも書かれ、日本においては「国技」として扱われています。「相撲を取る」「相撲取り」などのように使われます。

「相撲」は古くは神事などとして行われましたが、室町時代以降は職業として行われるようになり、近世になって土俵などの細かいルールが整いました。「相撲」の語は、動詞「すま(争)う」の終止・連体形の名詞化に由来するとされています。

「相撲」と「大相撲」の違いは、「競技名か興行名か」という点にあります。「大相撲」が後述のように、特定の興行を指しているのに対し、「相撲」は一般的な競技名を指す点で使い分けられます。

「大相撲」とは

大相撲

「大相撲(おおずもう)」とは、「日本相撲協会が主催する相撲興行」という意味の言葉です。公式戦である「本場所」と、不定期に全国各地を興行して回る「地方巡業」から成ります。本場所は、1年のうち「初場所(1月)」「春場所(3月)」「夏場所(5月)」「名古屋場所(7月)」「秋場所(9月)」「九州場所(11月)」の6回があり、春場所の大阪、名古屋場所の愛知、九州場所の福岡以外は、全て東京の両国国技館で行われます。

「相撲」との違いは、上で述べたように、「特定の団体が主催する興行を指す」点にあります。つまり「大相撲」は、「相撲」の一分野であると言うことが可能です。「大相撲」以外にも、「相撲」のジャンルにはスポーツとしての「アマチュア相撲」があり、こちらは「日本相撲連盟」という団体が統括しています。

また、「大相撲」にはこの他に、「力の入った見ごたえのある相撲の取り組み」という意味もあります。

「相撲」「大相撲」の意味と違い

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