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「ストックオプション」「新株予約権」「持株制度」の意味と違い

「ストックオプション」「新株予約権」「持株制度」の意味と違い

「ストックオプション」「新株予約権」「持株制度」の意味と違いとは

「ストックオプション」は、企業のインセンティブの1つとして注目される制度ですが、詳しくない人間にとっては「新株予約権」や「持株制度」との違いが分かりづらいところです。一体この3つは、どういった所に使い分けのポイントがあるのでしょうか。

今回は、「ストックオプション」「新株予約権」「持株制度」の意味や違いについて解説していきたいと思います。

「ストックオプション」とは

ストックオプション

「ストックオプション」とは、「役員や従業員が、自社株を一定の価格で購入できる権利」という意味の言葉です。和製英語にあたり、英語では通常、「employee stock option」と呼ばれています。

「ストックオプション」は、企業の報酬制度の一種であり、一般的には特定の者に対するインセンティブとして用いられています。「ストックオプション」を付与された者は、自社の株価が権利行使価格より上がった時点で購入し、売却することで、利益を得ることができます。

「ストックオプション」と「新株予約権」は、後述するように、大まかな仕組みに違いはありません。「ストックオプション」は、「新株予約権」の一種にあたる制度です。

「新株予約権」とは

新株予約権

「新株(しんかぶ)予約権」とは、「その株式会社が発行する株式の交付を受けられる権利」という意味の言葉です。
「新株予約権」を与えられた者は、権利行使時に一定の価格を払い込むことで、その会社に新株を発行させたり、または会社が保有する株式を取得することができます。「新株予約権」の権利を表した証券を、「新株予約証券」と呼んでいます。

「新株予約権」と「ストックオプション」は、上記のように仕組みとして大きな違いはなく、「新株予約権」の一種に「ストックオプション」が含まれます。ただ、「ストックオプション」が主に社内の人間に向けた権利であるのに対し、「新株予約権」は、社外の一般投資家も取得できるという点で使い分けできます。

「持株制度」とは

持株制度

「持株(もちかぶ)制度」とは、「従業員らが、自らが働く会社の株式を共同で購入し、給料から天引きした額に応じて再配分する制度」という意味の言葉です。
従業員に対する、福利厚生の一環として導入されることが多くなっています。

「持株制度」と「ストックオプション」は、社内向けの権利という点で共通していますが、いくつかの点で違いがあります。
例えば、「ストックオプション」は好きなタイミングで購入できるのに対し、「持株制度」では月々の積み立てによる購入となっています。また、「ストックオプション」では通常限られた一部の者しか権利を受けられないのに対し、「持株制度」では、従業員なら誰でも加入することが可能です。導入する企業についても、「ストックオプション」がベンチャーや未上場の企業が多いのに対し、「持株制度」は上場企業が多いという違いがあります。