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一般常識

「特別」「特殊」「特段」「独特」「格別」「別格」の違い

「特別」「特殊」「特段」「独特」「格別」「別格」の違い

特別・特殊・特段・独特・格別・別格の違い

「なにかがほかと違っているさま」を表す言葉には、さまざまなものがあります。「特別」や「特殊」などといったものですが、これらは普段何気なく使っているものの、こまかい違いについてはあまり考えたことがないという人も多いでしょう。しかし、こうした言葉には、微妙なニュアンスや使い方の違いが存在します。

そこで今回は、「特別」「特殊」「特段」「独特」「格別」「別格」という6つの言葉の意味や違いについて、詳しく紹介していきます。

特別とは

「特別」とは、「ほかのものとの間にはっきりとした区別があること」といった意味の言葉です。ある個別のものやグループがあり、それがほかの同種類のものと、明らかに違う特色を示す場合に使われます。
「特別な感情」「特別なメニュー」「特別な才能」「特別訓練」「特別列車」「特別サービス」など、いろいろな場合に使われる言葉です。

「特別」という言葉の特徴は、「同種のものの中で異なっている」という点にあります。同じカテゴリーの集団の中で、性質や能力において他との違いや区別が認められるものに対して使われます。これは、後述する「特殊」との違いとなっています。
また、「特別」という言葉は、主に肯定的な意味合いで使われることが多いという点も特徴の一つです。

特殊とは

「特殊」とは、「性質や内容が、ほかのものと著しく異なっていること」を意味する言葉です。「とくしゅ」と読みます。「特殊」の「殊」は、この場合「普通と違う」という意味となっています。
「特殊な事件」「特殊なケース」などのように使います。このほかに、「機能や用途が限られている」「専門的である」という意味も持ちます。

「特殊」と「特別」の意味合いは非常に似ていますが、使われ方には若干の違いがあります。「特別」は前述のように、同じカテゴリーの中で区別されるものを指しますが、「特殊」の場合は属するカテゴリーがないといったような、明らかに異質なものに対して使われることが多くなっています。

特段とは

「特段」とは、「ほかとは程度や状態に差が認められること」という意味の言葉です。読みは「とくだん」になります。「特段」の「段」は区切り」「切れ目」を表しており、「ほかのものと区切られるような、はっきりした違いを持ったもの」といった意味合いになります。
「特段の配慮をいただく」「特段の注意が必要だ」「特段変わった点はない」などのように使います。

「特段」は多くの辞書で「特別」と説明されているように、両者にほとんど意味の違いはありません。実際に、「特段」を「特別」と言い換えても、同じ文意が成り立ちます。あえて違いを挙げるとすると、「特段」は「特別」に比べ、やや古い言い回しであるという点があります。そのため、使われる頻度は「特別」より少なくなっています。

独特とは

「独特」とは、「そのものだけが持っていること」を意味する言葉です。ほかには見られず、それだけに際立っている特徴などを表します。読みは「どくとく」で、「独」は「他と異なる」「自分だけ」といった意味を持ちます。
「一種独特の雰囲気」「独特な文体だ」「彼は独特の走り方をする」などのように使われます。「独得」と書くこともありますが、この場合はその人物だけが会得していて、ほかの人には真似ができないことを表します。

「独特」という言葉のポイントは、「そのものだけが持つ」という点にあります。これに対し、「特別」や「特殊」は「質などがほかのものとは違っている」ということを表しており、若干のニュアンスの違いがあります。「独特」は、際立った個性や特徴について言われることが通常です。

格別とは

「格別」とは、「程度やことがらが普通の場合と違っている」ことを意味する言葉です。通常のものとは、状態などに格段の違いがあることを指します。読み方は「かくべつ」です。
「格別」の「格」は、「地位」や「身分」を表しています。「格別のごひいきをいただいた」「格別の努力があった」などのように使われます。

「格別」と「特別」の違いも分かりづらいところですが、両者はニュアンスが微妙に異なっています。「格別」は「ほかとはランクが違うように優れている」ということを表しており、「特別」は「通常一般のものとは異なっている」ことを表します。使い方は似ていますが、意味合いにはこうした若干の差が存在します。

別格とは

「別格」という言葉の意味は、「定められた格式にとらわれないこと」「ほかとは違う良い取り扱いを受けること」というものです。読み方は「べっかく」になります。
「別格の力量」「別格の存在感」「別格の待遇」などのように使われます。

「別格」と「格別」は、互いに文字を並べ替えた言葉で、意味の違いがつかみづらいところです。ポイントとしては、「別格」の方がより「ランクがけた違いに上である」といったニュアンスを持つということが言えます。それに対し、「格別」は「様子などがはなはだしいさま」を表しており、比較的「特別」に近い使われ方をすることが多くなっています。