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「相関関係」と「因果関係」の違い

「相関関係」と「因果関係」の違い

相関関係と因果関係の違い

「相関関係」や「因果関係」という言葉は、日常でも耳にする機会が多いでしょう。何となく理解しているつもりの2つの言葉ですが、しかし、これらの意味を詳しく説明しようとすると、意外に難しいことに気付きます。そこで今回は、「相関関係」と「因果関係」の意味と違いについて、詳しく解説していきます。

相関関係とは

数学的に言う場合の「相関関係」とは、2つの値の動きに関連性があるということです。
例えば、xという変数の増加に合わせてyという変数も増加する傾向が見られる場合、「xとyは正の相関関係にある」という言葉で表すことができます。逆にxが増えてyが減るような場合は、「負の相関関係」という言葉で表されます。

一般的な「相関関係」の意味合いは、「2つの要素が、たがいに密接に関連した動きを取るような関係」といったものになります。例えば「犯罪件数」に比例して「交番の数」も多くなる時、両者の間には「相関関係」が存在することになります。また、読書好きな人に眼鏡やコンタクトを付けている人が多いという場合も、「読書量」と「視力の悪さ」の間に相関関係があることになります。

「因果関係」との違いについては、以下の項目で見ていきましょう。

因果関係とは

「因果関係」とは、複数の要素のうちいずれかが原因で、他の要素がその結果となっているような関係を言います。
「因果関係」と「相関関係」との違いが分かりづらいところですが、両者は明確に区別されます。「因果関係」には、前述のように「原因と結果」の関係が常に存在しますが、「相関関係」には必ずしもそうしたものはありません。上の例で言うと、「本好き」と「眼鏡をかけている」ことの間に相関関係があったとしても、因果関係があるとまでは言えません。視力が落ちた理由には、他の要素も考えられるためです。一方「犯罪件数と交番の数」では、犯罪の多さに応じて交番の数が増やされていることが明らかな場合、両者に因果関係があることになります。

このように、「因果関係」は「相関関係」に含まれますが、「相関関係」にあるものが、必ずしも「因果関係」にあるとは言えないようになっています。