一般常識
「それから」「これから」「あれから」の意味の違いとは

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それから・これから・あれからの意味の違いとは
「それから」や「これから」といった言葉は、日常生活でも使う機会が多い言葉です。ふだん何気なく使っているこれらの言葉ですが、よく考えてみると、詳しい意味が説明できないという人も多いでしょう。
そこで今回は、「それから」「これから」「あれから」という似た響きを持つ3つの言葉について、それぞれの意味や違いを詳しく解説していきます。
それからとは
「それから」は、前に述べたことがらに続いて、あとに述べることがらが起こることを示す言葉です。接続詞の一種になります。この場合は、「○○それから××」のような形で使われます。まず○○という出来事が起き、それに引き続いて××という出来事が起きたということを示すため、○○と××の間をつなぐ役割を持ちます。
「それから」は、日常生活でもよく使われる言葉です。具体的には、「朝起きて、軽く近所を走った。それから仕事へ行った」「とりあえず食事をして、それから遊びに行こう」などのように使います。
「それから」の他の意味合いとしては、前述のことがらに後述のことがらを加えるというものがあります。この場合は、「パンと、それからバターを買った」などのように使います。また、「それからずっとふさいでいる」などのように、「その時から」という意味合いで使う場合もあります。
「これから」などとの違いについては、以下で見ていきましょう。
これからとは
「これから」は、「今から後」「将来」などといった意味の言葉です。代名詞の「これ」と、格助詞の「から」がつながってできた言葉(連語)になります。漢字では「此れから」「是れから」などのように表記されます。
「これから」もまた、日常で頻繁に使われています。今後のことについて話題にする際に使われる言葉で、具体的には「これからどうしようか」「まだまだこれからだ」「それについてはこれから考えよう」などのように使用します。
「これから」は、「それから」とは意味合いが明確に違います。「これから」は「現在以後」という意味ですが、「それから」は上記のように、「過去のある時点から後」という意味合いとなっています。
あれからとは
「あれから」は、「~以来」という意味の言葉です。前に話題になったことがらが起こった時期を起点として、そこから現在までを表します。「あれからもう5年経った」「あれから彼に会っていない」「あれからずっと寝ていた」などのように使われます。
「あれから」と「それから」は、意味合いが非常に似ていますが、微妙なニュアンスの違いがあります。「あれから」は、どちらかというと遠い過去の出来事について使われることが多いのに対し、「それから」は、比較的現在に近い出来事について使われることが多くなっています。
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