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経理・会計

単利と複利の違い

単利と複利の違い

単利と複利の違いとは

銀行などにお金を預ける際、多くの場合で付いてくるのが利息です。しかし、一口に利息といっても、一種類ではありません。利息には「単利」と「複利」がありますが、それらにどういう違いがあるのかよく分からないという人も多いでしょう。
そこで今回は、「単利」と「複利」の意味や違いについて、詳しく解説していきます。

単利とは

単利とは、簡単に言うと「元本にのみ利息が付くタイプの金利」という意味の言葉です。

利息とは、金融機関に一定期間お金を預けることにより、その対価として支払われる金銭などを言います。利息は預けた金額や期間に比例して一定の割合で支払われますが、「単利」と「複利」の2種類に分けられます。そのうち単利は、前述のように、元本のみに対して利息が付くようになっています。元本とは、もともと金融機関へ預けた金額自体のことです。

単利の具体的な計算方法を見てみましょう。計算自体は単純です。例えば50万円を1年預け、金利が2%だった場合、1年間の利息は1万円(500,000円×0.02)になります。2年目の計算でも、やはり元本の50万円に2%をかけた分になるので、利息は1万円と変わりません。このように、期間ごとに最初の元本自体に利息をつける計算法が、単利になります。

利息のもう1つの種類である複利との違いについては、以下で見ていきましょう。

複利とは

複利もまた、利息の一種です。複利とは、こちらも簡単に言うと、「元本に利息を加えたものに対して利息がつくタイプの金利」という意味になります。もう少し詳しく説明すると、もともとの元本だけでなく、一定の期間ごとに支払われる利息分を加えていき、それを新たな元本として利息を計算するという金利になります。

具体的な計算法は、以下の様なものです。上記のように元本が50万円で年利が2%だった場合、1年目の利息が1万円なのは、単利と違いはありません。しかし複利の場合、2年目では最初の元本50万円に加え、1年目の利息分1万円が加算されたものが新たな元本となります。つまり、2年目の利息は1万200円と、1年目より200円多い金額となるわけです。

このようにして、期間ごとに元本と利息分が増えていくのが、単利との大きな違いとなっています。

単利と複利の違い

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