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「収入」「所得」「給与」の意味と違い

「収入」「所得」「給与」の意味と違い

「収入」「所得」「給与」の意味と違いとは

「収入」「所得」「給与」といった言葉は、社会人にとって比較的身近なものですが、確定申告などの際には特に気になるところでしょう。しかし、これらの意味合いについては、実際にはつかみづらい部分も多くなっています。一体この3つには、どのような違いがあるのでしょうか。

今回は、「収入」「所得」「給与」の意味と違い、使い分けのポイントなどについて詳しく解説したいと思います。

「収入」とは

収入

「収入(しゅうにゅう)」とは、「金銭や物品を他から収め入れ、それを自分の所有とすること」という意味の言葉です。また、そうした金品についても言います。「ようやく収入が安定するようになった」「思わぬ臨時収入が入った」のように使われます。

「収入」の「収」という字は、「まつわる」「強制する」の象形から成り、「物をからめとる」「手に入れる」などの意味を持ちます。一方「入」の字は、「入り口」の象形から成っており、「はいる」「自分のものになる」などの意味を持ちます。

「収入」と「所得」は似ていますが、税金の計算にあたっては違いがあります。「収入」は、会社からの給与やアルバイトの給与、店舗経営による売上などを言い、そこから直接所得税や住民税が計算されるわけではありません。

「所得」とは

所得

「所得(しょとく)」には、「その身に得ること、または得たもの」という意味もありますが、一般的には「一定期間の勤労や事業、資産などから得られる収入全体」という意味で使われます。「所得が倍増する」「低所得者」などのように使われます。

「所得」の「所」という字は、「ところ」「場所」の意味を持ちますが、この場合は「こと」「もの」といった意味になります。「得」の字は、「貨幣を手に入れる」さまを表しており、「手に入れる」「自分のものとする」の意味を持ちます。

「収入」とは、前述のように税金の計算において違いがあります。「所得」は「収入」から「必要経費(個人事業主)」または「給与所得控除(会社員)」を引いたものを指し、ここから住民税を計算する点で使い分けできるようになっています。

「給与」とは

給与

「給与(きゅうよ)」には、「金品などをあてがい与えること」という意味もありますが、一般的には「給料」の意味で使われます。官公庁や会社などで支払われる、給料や諸手当などの総称です。

「給与」の「給」という字は、「足す」を表していますが、「与える」「あてがう」の意味もあります。一方「与」の字は、「くみする」を表しており、「あたえる」の意味も持ちます。

「給与」と「収入」は似ていますが、「収入」が副業などで得た「所得」なども含めて「入ってきたお金」全般を指すのに対し、「給与」は「会社などからもらうお金」を指す点が違います。つまり、「給与」は「収入」の一種であるという言い方ができます。一方「所得」との違いは、前述のように「給与所得控除」を差し引いていないという点にあります。