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一般常識

「出生率(しゅっしょうりつ)(しゅっせいりつ)」の意味と読み方の違い

「出生率(しゅっしょうりつ)(しゅっせいりつ)」の意味と読み方の違い

「出生率(しゅっしょうりつ)」「出生率(しゅっせいりつ)」の意味と読み方の違い

「出生率」とは、「一定期間の出生数の、人口に対する割合」を意味する言葉です。いくつかの種類に分けられますが、「普通出生率」と呼ばれるものの場合、人口1,000人あたりの1年間の出生児数の割合を指すようになっています。この場合の計算式は、「(1年間の出生数÷当該年の人口)×1000」となり、単位は「‰(パーミル)」が使われます。

一方、「合計特殊出生率」というのもよく耳にしますが、こちらは15歳~49歳までの1人の女性が、一生の間に産む子供の数を表します。こちらの計算は、15~49歳までの年齢別に出生率(〇歳女子から生まれた1年間の出生数÷当該年の○歳女子の人口)を計算し、それらをすべて合計するというものになります。単位は「人」が使われます。

ちなみに、2020年の日本の普通出生率は6.8で、合計特殊出生率は1.34となっています。

「出生率」には「しゅっしょうりつ」と「しゅっせいりつ」の2つの読み方がありますが、それぞれに意味の違いはありません。どちらの読みも、同じ内容を指しています。このうち本来の読み方にあたるのは、「しゅっしょうりつ」の方です。「しゅっせいりつ」と読むのは、いわゆる慣用読みにあたります。

「しゅっせいりつ」も巷では使われることが多く、事典でもこちらの読みで掲載されている例もあるので、特に間違いというわけではありませんが、正式な読み方でない点は踏まえておいた方が良いでしょう。

「出生率(しゅっしょうりつ)(しゅっせいりつ)」の意味と読み方の違い

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