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「シュリンク」の意味とは?使い方や例文、関連用語

「シュリンク」の意味とは?使い方や例文、関連用語

「シュリンク」の意味とは?使い方や例文、関連用語

仕事で「シュリンク業界」や「~をシュリンクする」といった表現を聞いたことのある人も多いでしょう。今や普通に使われるようになった「シュリンク」という言葉ですが、実は詳しい意味についてまだよく分かっていないという人も少なくないと思います。

今回はそうした人のために、「シュリンク」という言葉の意味や使い方などについて解説してみました。

「シュリンク」の意味

「シュリンク」という言葉の意味は、一般的なビジネスシーンで使われる場合のものと、IT業界で使われる場合のものの2種類に分けられます。ここでは、その2つのそれぞれの意味と、本来の意味合いを併せて紹介します。

ビジネスでの意味

ビジネス用語としての「シュリンク」とは、「縮むこと」を意味する言葉です。主に市場や消費者の購買意欲などについて使われ、商品・サービスの需要が次第に失われていくことを指します。

世の中では日々さまざまな商品やサービスが提供されていますが、それらは一時期流行っても、その後だんだんと利用されなくなっていくことが多々あります。そうしたように、いつか注目を失ってしぼんでいく事業やその内容を指して、「シュリンクする」などと表現するようになっています。また、現在そうして縮小しつつある業界のことを、「シュリンク業界」や「シュリンクマーケット」などと呼びます。

IT業界での意味

IT業界における「シュリンク」の意味は、「データを圧縮すること」もしくは「CPUなどのICチップを小さくすること」というものです。データファイルに圧縮をかけて容量を小さくすることや、加工技術の微細化で半導体のサイズを縮めたりすることなどについて使われます。

特にICチップの縮小については、IT業界にとって大きな意味を持ちます。チップが小さくなることにより、回路内での電気の移動距離が短縮され、それによってコンピューターの性能向上や、省電力化が可能になるためです。また、製品の小型軽量化や、コストを削減するのにも役立ちます。とりわけスマホなどの小型機器が一般的となっている現代においては、「シュリンク」の技術が不可欠です。

「シュリンク」の由来

外来語である「シュリンク」の由来は、英語の「shrink」にあります。「shrink」の意味は、「縮む」「つまる」「減る」「少なくなる」といったものです。例えば「to shrink the fear」という場合は、「恐怖で縮こまる」の意味になり、「a shrink-wrapped CD」という場合は、「収縮包装されたCD」という意味になります。

「シュリンク」の使い方・例文

「シュリンク」の意味について見たところで、実際の使い方についても見てみましょう。一般的なビジネス用語としての使い方と、IT用語としての使い方の両方を、例文を挙げて紹介します。

ビジネス用語としての使い方

例文:「書店はシュリンクしつつある業界の1つだ」

例文:「シュリンク業界でも、生き残り戦略次第で経営を成り立たせることはできる」

IT業界での使い方

例文:「ゲート長と呼ばれる部分をシュリンクすると、トランジスタの動作が高速になる」

例文:「半導体チップをシュリンクすることで、一枚のウェハからより多くのチップが取り出せるようになり、コスト削減につながる」

「シュリンク」の関連用語

「シュリンク」という言葉には、いくつか関連した用語があります。それらは「シュリンク○○」などと使われ、中にはビジネス用語として比較的ポピュラーなものもあります。この項目では、そうした「シュリンク」の関連用語について紹介していきましょう。

シュリンクフレーション

「シュリンクフレーション」とは、商品やサービスの販売価格は変えずに、サイズや内容量を減らして実質的な値上げを図ることを意味します。また、そうした現象も指します。「シュリンク(縮小)」と「インフレーション(物価上昇)」を組み合わせた造語で、アメリカの経済学者ピッパ・マルグレンによって提唱されました。

日用品や食品、サービス業などで見られるもので、企業側が原材料費や人件費などのコスト上昇分を価格に転嫁するのを防いだり、利益を確保するために行います。日本では、消費税が8%に上がったことをきっかけに、この手法がよく使われるようになりました。価格は変わらないために「ステルス値上げ」などとも呼ばれ、消費者にとって気づきにくい値上げ手法となっています。

シュリンク包装

「シュリンク包装」とは、商品などの包装方法の1つで、物を包んだ熱収縮性プラスチックフィルムを過熱し、収縮密着させることを指します。熱収縮性のプラスチックフィルムは、文字通り過熱することで縮むため、品物の形状に合わせてぴったり包み込むことができます。汎用性が高い包装方法として知られており、書籍や文房具、食品、化粧品、雑貨、医薬品、またDVD・BDケースやペットボトルといったものに至るまで、幅広く利用されています。

最後に

このように、「シュリンク」とは「縮む」「縮小」などを意味する言葉として、ビジネスシーンではマーケットや購買意欲、ITではデータやICチップなどについて使われるようになっています。現在では一般的な用語としてよく使われているので、どちらの意味合いについても、例文で示したような使い方をしっかり身につけておきましょう。