社会人のためのビジネス情報マガジン

  • フェイスブック
  • ツイッター
  • RSS

一般常識

「指針」「方針」の意味と違い

「指針」「方針」の意味と違い

「指針」「方針」の意味と違いとは

「指針」や「方針」といった言葉は、ビジネスや教育などさまざまな場面で使われています。しかし、この2つの言葉の違いについては、あまり詳しく知られていないというのが実際のところです。果たして両者は、具体的にどのような点が異なるのでしょうか。

今回は、「指針」「方針」の意味と違いについて解説していきましょう。

「指針」とは

指針

「指針」とは、「時計や計器類などの針」という意味もありますが、一般的には「ものごとを進める上で頼りになるもの」という意味で使われます。あることを行う際に、沿うべき方針などについて言います。読み方は「ししん」で、「あの時の恩師の言葉は、人生の指針となっている」「何の指針もなく事を起こすべきではない」のように使われます。

「指針」の「指」は、「ゆびさす」を意味する漢字です。一方「針」の字は、「金属製のとがったもの」の意ですが、この場合は「磁石(コンパス)の針」を意味しています。

「方針」との違いは、微妙なところです。どちらも「向かうべき方向性」について示した言葉ですが、「指針」の場合は「他から影響されて決めることが多い」という点で、「方針」と使い分けることができます。

「方針」とは

方針

「方針」とは、「目指す方向のこと」という意味の言葉です。何らかの計画や行動を実行に移す際、向かっていく方向について言います。読み方は「ほうしん」で、「当初の方針とは違った方向に話が進んでいる」「子供はのびのび育てるというのが、うちの方針だ」のように使われます。

「方針」の「方」は、この場合「方角」「方位」を意味しています。一方「針」の字は、「指針」と同じく「磁石の針」を意味しています。

「方針」と「指針」は、上で述べたように大まかな意味合いでは違いはありません。ただ、「指針」が上記のように、外部からの示唆や影響によって決めることが多いのに対し、「方針」は自発的に決定する際に多く使われるという違いがあります。例えば、「○○氏の生き様が人生の指針だ」「うちの教育方針についてとやかく言われたくない」といった具合です。

「指針」「方針」の意味と違い

この記事が気に入ったら いいね!しよう

最新の情報をお届けします