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一般常識

「真珠」「パール」の意味と違い

「真珠」「パール」の意味と違い

「真珠」「パール」の意味と違いとは

「真珠」は、宝石の中でも特に日本人にとってなじみ深いものの1つです。一方、この「真珠」と同じような言葉として、「パール」というものを聞く機会も多くなっています。一体この2つには、どういった違いがあるのでしょうか。また、場面ごとに使い分けられているかどうかも知りたいところです。

そこで今回は、「真珠」と「パール」の意味や違いについて解説していきたいと思います。

「真珠」とは

真珠

「真珠」とは、「アコヤガイやシロチョウガイなどの体内にできる球状の物質」という意味の言葉です。これらの貝の体内に異物が侵入し、そこへ分泌物が層状に沈着することで作られる凝固物を指します。銀白色の光沢を持つのが特徴で、宝石として世界中で取り扱われています。読み方は、「しんじゅ」になります。

「真珠」には、大きく分けて「天然真珠」と「養殖真珠」の2つがあります。前者は人の手を加えずに偶然できる真珠を指し、後者は人工的に作られるものを指しています。「天然真珠」は稀少価値が高く、大きさもまちまちで価格の差が激しいのに対し、「養殖真珠」は大きさも価格も安定しているという違いがあります。また、「養殖真珠」のほとんどがアコヤガイから採れるのに対し、「天然真珠」はそれ以外の貝からも採れるという点も、両者の違いとなっています。

「パール」とは

パール

「パール」とは、英語の「pearl」をカタカナに移した言葉で、日本語で「真珠」を意味します。「パールアクセサリー」「天然パール」などのように使われます。ちなみにハワイの「パールハーバー」は「真珠湾」と訳されますが、これはかつて、この港で真珠の採取が盛んだったことに由来しています。

このように、「パール」と「真珠」は同じものを意味する言葉で、特に違いはありません。ですので、基本的に同じように使うことができます。ただ場合によっては、プラスチック製の模造品を「パール」と呼んで本物の「真珠」と区別したり、「養殖真珠=パール」として「天然真珠」と使い分けることもあります。

「真珠」「パール」の意味と違い

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