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「資本」「資産」の意味と違い

「資本」「資産」の意味と違い

「資本」「資産」の意味と違いとは

「資本」と「資産」という言葉は、一見するとよく似ています。しかし、この2つの言葉は、会計用語としては明確な違いがあります。では、具体的にどのような点が異なるのでしょうか。

今回は、「資本」と「資産」の意味や違い、使い分けのポイントなどについて見ていきましょう。

「資本」とは

資本

「資本(しほん)」の意味は、いくつかあります。古典派経済学では、「生産の三要素の1つ(後の2つは「労働」と「土地」)」を指します。また、「商売などをするのに必要になるもとで」の意味もあります。

一方、会計用語としては、「資産から負債を差し引いた自己資本」の意味になります。この「自己資本」は、大きく分けて「元本」と「獲得利益」から成りますが、「元本」はさらに「資本金」と「資本余剰金」に分けることができます。一方、「獲得利益」は「利益剰余金」から成ります。分かりやすく言えば、「元本」とは「株主が会社に出資したお金の合計」のことで、「獲得利益(利益剰余金)」とは、「事業で得た利益のうち会社に留保されているお金」のことになります。これらを合わせたものが「資本」であり、「純資産」とも呼ばれます。
「資産」との違いは、以下で詳しく説明しましょう。

「資産」とは

資産

「資産(しさん)」とは、会計上の概念で、「企業が所有する有形・無形の財産」という意味の言葉です。「流動資産」「固定資産」などから成ります。

「資産」は、貸借対照表で「負債」と共に計上されます。「負債」とは、会社がよそから借りているお金のことです。そして、「資産」から「負債」を差し引いた額が、「純資産(自己資本)」になります。上で述べたように、会計用語ではこの「純資産」を指して、「資本」と呼んでいます。

このように、「資本」と「資産」の違いは、「資本=資産-負債」を指す点にあります。「資産」が「会社が持つ現金や有価証券、土地などの財産」を指すのとは違い、「資本」は「株主が出資したお金や事業で得たお金の合計」を指すようになっています。両者を使い分ける際は、このような点を踏まえておきましょう。