一般常識
「試合」と「大会」の意味と違い

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「試合」と「大会」の意味と違いとは
よく知っているはずの言葉でも、意味を説明しようとすると意外に難しいものです。「試合」と「大会」という言葉も、それぞれが別の意味を表すことは分かるものの、具体的な説明となると混乱するという人も多いでしょう。一体この2つは、どのような意味の違いを持つのでしょうか。
今回は、その点について詳しく説明していたいと思います。
「試合」とは
「試合」とは、「スポーツや武術などの技を競い、勝敗を決めること」という意味の言葉です。ある分野で培った技術を互いに競いあい、それについて優劣を決めることを言います。「野球の試合」「国際試合」「試合開始」「試合形式の稽古」のように使われます。
「試合」の「試」の字は、「言う」「きまり・規則」の象形から成り、「ためす」「こころみる」を意味します。一方「合」の字は、「容器」と「ふた」の象形から成り、「あう」を意味しますが、この場合は「比べて優劣を競う」の意味を持ちます。
「大会」との主な違いは、「勝負」のみを指すという点です。「試合」は個人あるいは集団同士が競いあい、個別の勝敗を決めることを指しますが、「大会」は後述するように、必ずしも勝負に関係するとは限りません。詳しい使い分け方については、以下で見てみましょう。
「大会」とは
「大会」とは、「たくさんの人の集まる会」という意味の言葉です。ある趣旨の下に大勢の人が集まって催される会合を言います。「演芸大会」「花火大会」のように使われます。
また、「組織や団体が催す大規模な会」という意味合いもあり、この場合は「党大会」のように使われます。
「大会」の「大」は「手足をのばした人」を表し、「おおきい」を意味しており、「会」は「土器にふたをした」象形から成り、「あう」を意味しますが、この場合は「多くの人が集まること」を意味しています。
「試合」との違いは、趣旨が勝負に限らないという点です。「スポーツ大会」のようにも使われますが、勝敗に関係しない会合にも頻繁に使われます。勝負についての場合では、個別の勝敗ではなくより大きな単位の勝敗を決めるという点も、「試合」との違いになります。分かりやすく言えば、個々の「試合」がいくつか集まったものが、「大会」にあたります。
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