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一般常識

「射撃」「銃撃」の意味と違い

「射撃」「銃撃」の意味と違い

「射撃」「銃撃」の意味と違い

二字熟語の中には、一文字違うだけで意味がよく似ている2つの言葉というものが、多く含まれます。「射撃」と「銃撃」も、そうしたものの一種です。どちらも「銃を撃つこと」を表す言葉ですが、使われ方の傾向には若干の違いもあります。ただ、その具体的な違いについて指摘できる人は、そう多くはないでしょう。

今回は、「射撃」と「銃撃」の意味や違いについて詳しく解説していきますので、これらの使い分け方が知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

「射撃」

射撃

「射撃(しゃげき)」とは、「銃砲から弾丸を発射すること」という意味の言葉です。銃で標的を狙い、撃つことを言います。「部隊は敵に向かって一斉射撃を始めた」「軍隊には射撃訓練がつきものだ」「兵士たちは皆射撃開始の合図を待っている」のように使われます。「射撃」の「射」は、この場合「銃砲をうつ」を、「撃」は「物などで強くうつ、たたく」を意味しています。

「射撃」と「銃撃」の違いは微妙なところですが、「攻撃」の意味合いを含むかどうかで区別できるとする見方もあります。「射撃訓練」や「射撃競技」という言葉もあるように、「射撃」の場合は、必ずしも人への攻撃を指して使われるとは限りません。これに対し「銃撃」には、後述するように「攻撃」の意味が多分に含まれます。

「銃撃」

銃撃

「銃撃(じゅうげき)」とは、文字通り「銃を撃つこと」という意味の言葉です。機関銃や小銃などの銃器を発射することを言います。「邦人が外国で銃撃事件に巻き込まれた」「要人の乗った車が銃撃された」「対立するギャングのメンバー同士が、街中で銃撃戦を繰り広げた」のように使われます。「銃撃」の「銃」は、拳銃や小銃、機関銃などの小火器の総称になります。

「銃撃」と「射撃」の意味の違いは、前述のようにかなり微妙なところです。ただ、これも前述のように、「銃撃」には「人への攻撃」のニュアンスが強く含まれる点で、「射撃」と区別できるという説があります。たとえば「銃撃犯」や「銃撃事件」という言葉はよく使われるが、「射撃犯」や「射撃事件」とはあまり言わないといった具合です。
このように、銃を用いた殺傷事件などの際においては、「射撃」よりも「銃撃」の方がよく使われる傾向があります。

「射撃」「銃撃」の意味と違い

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