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一般常識

「西洋」「欧米」の意味と違い

「西洋」「欧米」の意味と違い

「西洋」「欧米」の意味と違い

世界の各地域を表す言葉には、さまざまな種類がありますが、「西洋」と「欧米」の2つも、そうしたものの一種にあたります。この2語は呼び方こそ異なるものの、同じような場面で使われることが多く、区別が難しい部分が少なくありません。果たしてこの2つは、どのような点で使い分けられるのでしょうか。そのポイントが知りたいところです。

今回は、「西洋」と「欧米」の意味や違いについて解説していきますので、両者を使い分ける際の参考にしてみてください。

「西洋」とは

西洋

「西洋(せいよう)」とは、「西方の国」という意味の言葉です。日本や中国から見て西の方に位置する国々を言い、特にヨーロッパを指します。「西洋の歴史を学ぶ」「西洋の近代美術に触れる」「西洋文明の源流は古代ギリシャに求められる」などのように使われます。

「西洋」という言葉は、もともと中国から見た一地域(インドシナ半島からインドあたり)の呼称でしたが、のちにヨーロッパを指して使われるようになりました。日本においては、「東洋(アジア)」と対になる言葉として、アメリカを含めて「西洋」と呼ぶことが多くなっています。

「欧米」との違いは微妙で、両者を同じ意味合いで使う場合も少なくありません。ただ細かく見ると、「西洋」は主にヨーロッパを中心とした言葉である点で、「欧米」と使い分けることが可能です。

「欧米」とは

欧米

「欧米(おうべい)」とは、「ヨーロッパとアメリカ」を意味する言葉です。「欧」は「欧羅巴(ヨーロッパの漢字表記)」を、「米」は「亜米利加(アメリカの漢字表記)」を表しています。「日本もまだまだ欧米に学ぶことは多い」「首相は1週間にわたる欧米歴訪に出発した」「欧米諸国は政治的な結束を強めている」などのように使われます。

「欧米」の語は、「ヨーロッパ州」「北アメリカ州」「南アメリカ州」の3大州を指すこともありますが、一般的にはヨーロッパ先進国と北米(アメリカ合衆国とカナダ)を合わせた集団を指すようになっています。

「欧米」と「西洋」は、上記のように、同じ意味で使われることも少なくありません。ただ、「西洋」が主としてヨーロッパを指すのとは違い、「欧米」はヨーロッパとアメリカを同等の比重で表している点が特徴と言えます。

「西洋」「欧米」の意味と違い

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