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一般常識

「成形」「成型」「整形」「形成」の意味と違い

「成形」「成型」「整形」「形成」の意味と違い

成形・成型・整形・形成の意味と違いとは

読み方や字面が似ているために、意味合いを混同しがちな言葉はたくさんあります。「成形」や「成型」、「整形」といった言葉も、そうしたものの一種です。一体これらはどんな意味で、どういった違いがあるのでしょうか。使い分けの仕方なども気になるところです。

今回は、「成形」「成型」「整形」「形成」の意味と違いについて解説していきましょう。

成形とは

成形

「成形」とは、「形を作ること」という意味の言葉です。何らかのものを、ある1つの形に作りあげることを指します。また、そうして作られた形も指します。具体的な使い方は、「胸郭成形」のようになります。「形成」という場合もあります。

「成形」のもう1つの意味合いは、「素材を一定の形にすること」というものです。この場合は、プラスチックなどの圧縮成形や射出成形のように、型を用いて素材を一定形状に加工したり、ガラスなどの製品を作る際に、原料を加熱して所要の形状に仕上げることなどを指します。

「成形」はまた、畔や作条などを耕地に作って種まきなどの準備をすることも指します。
「成型」などとの違いについては、以下で見てみましょう。

成型とは

成型

「成型」の意味は、基本的に「成形」と違いはありません。やはり、「形を作ること」「型などを用いて素材を一定の形に作ること」「畔や作条などを作って播種などをできるようにすること」といった意味を持ちます。辞書においても、「成形・成型」と2つを同じ項目で扱っている場合がほとんどです。つまり、原則としてはどちらも同じように使えることになります。

その一方で、使われている漢字によって使い分けるべきだという考えもあります。例えば、「成型」は「型にはめて作る」という意味なので、合成樹脂の成型などに対して使い、「成形」は「形をつくる」の意味なので、プレス加工などについて使うといった具合です。しかし、こうした使い分けには異論も多く、特定の定義などはないのが現状です。

整形とは

整形

「整形」とは、「形を整えること」という意味の言葉です。特に、手術などによって人体の各部分の形を整えることを言います。「整」は「ととのえる」「そろえる」などの意味を持ち、「形」はこの場合、「身体」や「肉体」を意味します。「整形手術」「美容整形」のように使われます。

このように、「整形」と「成形・成型」は、読みは同じでも意味合いは違います。「成形・成型」は、主に「形をつくること」「型などで素材を一定の形にすること」を意味しますが、「整形」にそうした意味合いはありません。「整形」とのみ言う場合は、上記のように、一般的には人体のパーツを手術で整えることを指します。

形成とは

形成

「形成」とは、「あるものを形づくること」という意味の言葉です。何らかのものを、1つのまとまったものに作り上げることを指します。「人格を形成する」「文化を形成する」のように使われます。

「成形」とは字の並びが入れかわっただけで、意味合いも一部共通しますが、多少の違いもあります。「形成」には、「素材を一定の形にする」といった意味合いはありません。
一方「整形」とは、「整形外科」と「形成外科」のイメージから混同されやすくなっていますが、こちらも意味合いは異なります。「形成」は、特に「手術でからだを整える」ことを指すわけではありません。また、「整形外科」は骨や筋肉、神経などの運動器の機能改善を重視する外科なのに対し、「形成外科」はやけどやあざといった、身体の表面の異常を治療する外科という違いがあります。