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一般常識

「捌く」「裁く」の意味と違い

「捌く」「裁く」の意味と違い

捌く・裁くの意味と違いとは

「さばく」という言葉の漢字表記には、いろいろな種類があります。その中で、「捌く」と「裁く」という表記は、比較的意味合いを混同しやすくなっています。しかし実際には、それぞれの使い方は明確に異なります。では、2つは具体的にどのような場合に使われるのでしょうか。

今回は、「捌く」と「裁く」の意味と違いや使い分けのポイントなどについて見ていきましょう。

「捌く」とは

捌く

「捌く」の意味はいくつかありますが、主な意味合いは「処理する」というものです。細かく分けて説明すると、「入り乱れたり絡んだりしたものを解きほぐす(裾を捌く)」、「鳥や魚などの生き物を解体する(鰹を捌く、鴨を捌く)」「扱いにくいものをうまく扱う、道具などを使いこなす(手綱を捌く)」「ものごとを手際よく片付ける(仕事を捌く、家事を捌く)」「商品を売りつくす(在庫を捌く)」「目立つようにふるまう(何事にも捌きたがる)」といった意味合いで使われます。

このように、「捌く」は主に、「うまく扱う」「処理する」「売りつくす」といった意味で使われる言葉です。一方「裁く」は、後述するようにこれとは意味が違います。

「裁く」とは

裁く

「裁く」の意味は、「理非を明らかにする」というものです。裁判などにより、あるものごとについて善悪や理非などの判断を下すことを言います。「罪を裁く」「自らを裁く」「戦争犯罪人を裁く」のように使われます。

「裁く」の「裁」という字は、「衣服のえりもと」「矛」などの象形から成り、「断ち切る」の意味を持ちます。またここから、「善悪などの判断をくだす」という意味でも使われるようになりました。

このように、「裁く」は「人やものごとについて善悪などの判断を下す」ことを意味する点が、「捌く」との違いになります。「捌く」は上記のように、こうした意味合いはありません。ですので、「犯罪者を捌く」という言い方は、間違いということになります。また、「魚を裁く」などの言い方もしないので、使い分ける際はこうした点に注意が必要です。