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一般常識

「保留」と「留保」の意味と違い

「保留」と「留保」の意味と違い

「保留」と「留保」の意味と違いとは

二字熟語の中には、同じ文字をひっくり返しただけのものがよくありますが、「保留」と「留保」もその一種です。この2つは意味合いもよく似ていますが、どういった点に使い分けのポイントがあるのでしょうか。

今回は、「保留」と「留保」の意味や違いについて、詳しく探っていきましょう。

「保留」とは

保留

「保留」とは、「そのままの状態でおさえとどめておくこと」という意味の言葉です。特に、あることをその場ですぐに決めたり実行したりせず、とりあえず先延ばしにすることを言います。読み方は「ほりゅう」で、「彼は回答を保留した」「その話は一旦保留しておこう」「保留になっていた計画は、正式に中止が決まった」のように使われます。

「保留」の「保」という字は、「人」「乳児を抱きかかえる」の象形から成り、「まもる」「たもつ」の意味を持ちます。一方「留」の字は、「流れる」「田畑」の象形から成り、「(田の間を流れる水が)とまる」「とどめる」を意味しています。

「留保」との違いは、結論がすでにあるかどうか、また出せるかどうかという点にあります。「保留」の場合は「留保」とは違い、結論が出ずにやむを得ず先延ばしにする点が特徴となっています。

「留保」とは

留保

「留保」とは、「その場ですぐに行わず、一時差し控えること」という意味の言葉です。また、法律用語として「権利や義務を残留・保持すること」という意味もあります。読み方は「りゅうほ」で、「返答を留保し続けている」「決定については留保せず、この場で行う」のように使われます。

「留保」と「保留」は、「決定や実行をしばらく先延ばしにする」という意味では共通しています。しかし、「保留」が結論を出したくても出せずに先送りにする状態を指すのに対し、「留保」は結論がすでにあるか、または出せる状態にあるにもかかわらず、意図的に結論を先延ばしにする状態を指す点が違いとなっています。
また、「保留」は一般的な用語である一方で、「留保」は法律や政治関係の用語として用いられる点でも、使い分けができます。