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一般常識

「論文」「レポート」の意味と違い

「論文」「レポート」の意味と違い

「論文」「レポート」の意味と違い

大学生になると、それまでとはいろいろな面で違った活動に直面するようになりますが、「論文」の執筆もその1つです。「レポート」は高校でも課されるケースがありますが、「論文」は初めて取り組むという人がほとんどでしょう。ところで、この「論文」と「レポート」は、そもそもどういった所が違うのでしょうか。これについても、今ひとつよく分からない人が少なくないのではないかと思います。

今回は、「論文」と「レポート」の意味などについて解説していきますので、両者の違いについて知りたい方は、参考にしてみてください。

「論文」とは

論文

一般的に言う「論文」とは、「学術的な研究の業績や結果を書き記した文」を意味します。さまざまな種類がありますが、「原著論文」や「学位論文」、「レビュー論文」などが代表的です。

「論文」は、学術分野や種類によって目的や書き方、書く内容などが異なるため、簡単に定義することはできません。ただ、あえて大まかに説明すれば、筆者の興味や関心に基づいてテーマを設定し、そのテーマについての結論などに関する仮説を立て、さらにその仮説の正当性について検証したうえで、それらの内容をまとめたものであるということができます。

「論文」と「レポート」の違いはいくつかありますが、もっとも大きなのは、書く目的です。「論文」の場合は、テーマについての自分のオリジナルな発見や考えを示すために書かれる点で、「レポート」と使い分けられます。

「レポート」とは

レポート

「レポート」とは、「報告する」という意味の英単語「report」をカタカナ化したものです。いくつかの意味がありますが、大学などで使われる場合の「レポート」は、「課題についての報告書」を意味します。講師などに指示された内容について調べ、報告するためにまとめた文章について言います。

「レポート」と「論文」の違いは、上で述べた通りいくつか挙げられます。まず目的ですが、「論文」が筆者のオリジナルな研究成果を示すために書かれるのに対し、「レポート」は指示された内容について調べた結果や、それについての簡単な自分の考えを示すために書かれることが通常です。そのため、両者は書き方の点でも異なります。「論文」はまず問いかけから始まり、筆者の主張を経て最後にその検証を述べる流れを辿ますが、「レポート」はまず調査状況から入って、そして結論や感想を記すという流れになります。
3つ目の違いは分量で、「論文」は原稿用紙数十枚程度と比較的多めなのに対し、「レポート」は通常数枚程度しかありません。

「論文」「レポート」の意味と違い

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