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一般常識

「凛」「凜」の意味と違い

「凛」「凜」の意味と違い

「凛」「凜」の意味と違いとは

「“りん”とした姿」などという場合の「りん」には、「凛」と「凜」の2つの漢字が当てはまります。この2つの表記には、一体どのような違いがあるのでしょうか。おそらく、よくわからないという人の方が多いでしょう。

そこで今回は、「凛」と「凜」の意味や違いなどについて、詳しく解説していきたいと思います。

「凛」とは

凛

「凛」は、訓読みにすると「さむ(い)」「きび(しい)」となります。読みの通り、「寒さが厳しい」「きびしい」「はげしい」という意味があります。また、「おそれつつしむさま」「心が引き締まるさま」といった意味もあります。

「凛」は、「形声文字」と呼ばれる種類の漢字になります。「形声文字」とは、音を表す「音符」と呼ばれる部分と、意味を表す「意符」と呼ばれる部分から成る漢字を言います。「凛」の場合は、「冫(にすい)」が意符、「稟」が音符になります。

「凜」との意味の違いは、基本的にありません。右下の部分が「示」か「禾」かという点だけが、両者の違いになります。後述するように、もともとは「凜」の方が先にあり、後から「凛」の字が作られました。現在は、「凛」の方が比較的使われる頻度が高くなっています。

「凜」とは

凜

「凜」もまた、「寒さが厳しい」「はげしい」「おそれつつしむさま」などの意味を持つ漢字です。訓読みも、「さむ(い)」「きび(しい)」となります。形声文字であり、「冫」は氷の象形を表し、「廩」は「身の引き締まるさま」を表す擬態語になります。

上で述べたように、「凜」とは特に意味の違いはありません。ただ、「凜」が正字(正規の字体)であるのに対し、「凛」は俗字(一般に通用はするものの、正式ではない字体)にあたります。本来「凜」が先にあり、「凛」は後から登場しました。どちらも常用漢字ではありませんが、人名に使える点は共通しています。上記のように、比較的よく使われるのは「凛」であり、「凜」はパソコンの変換でも後の方に表示される傾向があります。

使い分ける際は、右下の「禾(凜)」と「示(凛)」の部分に注目すると、分かりやすいでしょう。