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一般常識

「プレミアム」「プレミア」の意味と違い

「プレミアム」「プレミア」の意味と違い

「プレミアム」「プレミア」の意味と違い

高額な値段が付いた人気の品物について話題にする際などに、よく「プレミアム付きの」などという言葉が使われます。一方この「プレミアム」とよく似た言葉で、「プレミア」というものもありますが、両者は一体何が違うのでしょうか。その点について疑問に感じている人も多いでしょう。

今回は、「プレミアム」と「プレミア」の意味や違いについて詳しく解説していきますので、これらの使い分けについて知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

「プレミアム」とは

プレミアム

「プレミアム」とは、英語の「premium」という単語をカタカナ化した言葉です。現在日本語として一般化していますが、明治時代にはすでに使われていたとされています。

主な意味は2つありますが、1つは「入場券や記念切手などを売買する際、売り出し価格の上に加えられる割増金」もしくは「入手困難な入場券などが闇で取引される際の値上がり分」というものです。この場合は「プレミアムがついた切手」「プレミアムつきのチケットなどのように使われます。
もう1つの意味は、「賞品などのおまけ、景品」もしくは「特別の恩恵、特別に上等な」というもので、この場合は「プレミアムプロモーション」「プレミアムな休日」「プレミアム会員」のような使われ方をします。

「プレミアム」と「プレミア」の意味の違いは、特にありません。後述するように、「プレミアム」を略した言葉が、「プレミア」になります。ただし、英語本来の意味においては、両者は異なった意味を持ちます。これについては、以下の項目で説明しましょう。

「プレミア」とは

プレミア

「プレミア」とは、上でも述べたように、「プレミアム」を略した言葉です。そのため、意味内容も使われ方も、基本的に「プレミアム」と違いはありません。「プレミアム」を「プレミア」と略すようになったのがいつごろかは明確ではありませんが、大正9年に出た辞典には、「プレミア附」の表記で記載されています。

カタカナ語としては同じ意味を持つ「プレミアム」と「プレミア」ですが、英語本来の意味は異なります。「プレミア」にあたる英単語には「premiere」と「premier」の2つがありますが、前者は「初日、初演」「最初の」を意味し、後者は「第一位(等)の、最高の」「首相、総理大臣」を意味しています。イングランドのサッカー1部リーグ「プレミアリーグ」の「プレミア」は、このうち後者の意味合いになります。

近年は日本でもこちらの意味合いが浸透しつつあることから、徐々に「プレミアム」と「プレミア」を使い分ける傾向も生まれてきています。

「プレミアム」「プレミア」の意味と違い

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