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「OJT」と「Off-JT」の意味とは?使い方や例文

「OJT」と「Off-JT」の意味とは?使い方や例文

「OJT」と「Off-JT」の意味とは?使い方や例文

「OJT」と「Off-JT」の2語は、人材育成の分野でよく使われる言葉です。ただ、一般的にはあまり知られていない部分も多く、その違いについてもわかりづらくなっています。

そこで今回は、「OJT」「Off-JT」の意味や使い方などについて、詳しく解説していきたいと思います。

「OJT」と「Off-JT」の意味

「OJT」と「Off-JT」は、どちらも企業における社員の教育法を指します。ここでは、それぞれの詳しい意味について紹介しましょう。

「OJT」とは

「OJT」とは、「On-The-Job Training(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)」の略称です。「On-The-Job Training」は、「職場での実務によって行われる従業員の職業教育」を意味します。実際の仕事に必要なスキルや知識を、上司や先輩などが実地で教え込みながら行う教育法を指します。日本語では、「職場内訓練」「現任教育」などと呼ばれます。

発祥は第一次大戦中のアメリカで、造船所において急激に増えた作業員を、効率よく教育するための手法として考案されました。日本には高度成長期に輸入され、その後、社員研修の基本的なスタイルとして認められるようになります。内容は時代によって多少は変化していますが、今日でも多くの企業で、効果的な社員教育法として活用されています。

「Off-JT」とは

「Off-JT」とは、「Off-The-Job Training(オフ・ザ・ジョブ・トレーニング)」の略称です。「Off-The-Job Training」は、「一時的に通常業務から離れて行われる職業教育」を意味します。例えば、外部の講師による社内研修やセミナー、外部スクール、また通信教育やe-ラーニング、海外留学なども「Off-JT」にあたります。日本語では、「職場外研修」などと呼ばれます。

「OJT」との大きな違いは、「実務の現場を離れて行う」点にあります。「OJT」は通常業務の一環ですが、「Off-JT」は特別に場所と時間を割いて行うようになっています。当然内容についても、「OJT」のような実践形式ではなく、座学形式で知識やスキルを学ぶのが通常です。

「OJT」と「Off-JT」の使い方・例文

上では「OJT」と「Off-JT」の意味について見ましたが、実際の使い方についても知りたいところです。この項目では、ビジネス用語としての「OJT」と「Off-JT」の用法を、具体的な例文を挙げて紹介していきましょう。

例文:「OJTの利点は、実践的な知識やスキルが身に付くだけでなく、社内のコミュニケーションにも役立つところだ」

例文:「Off-JTは、管理職向けに行われるケースも多い」

例文:「OJTとOff-JTは、うまく併用することで相乗的な効果が発揮される」

例文:「最近では、中間層やシニア層のリソース確保が難しいことから、OJTの実施が減る傾向にある」

例文:「OJTは、Off-JTに比べて体系的な知識を学びづらいという難点がある」

「OJT」と「Off-JT」の特徴

ここまで「OJT」と「Off-JT」の意味と使い方について見てきましたが、最後にそれぞれの特徴についてまとめておきましょう。

「OJT」の特徴

「OJT」は、実務を通じての教育なので、即戦力の育成に役立つというメリットがあります。また、上の例文でも挙げたように、職場の人間関係の構築にも役立ちます。さらに、金銭面でのコストを抑えやすいのもメリットです。
一方デメリットとしては、「指導者の力量によって習熟度が異なる」「教える側の負担が大きくなる」「実務が停滞することもある」などが挙げられます。

「Off-JT」の特徴

「Off-JT」の場合、講義形式で教え込むスタイルのため、育成内容の品質をコントロールしやすいという特徴があります。また、カリキュラムもまとまっていることから、体系的な知識を得るのにも適しています。
その一方で、「経済的な負担が大きい」「即時性に欠ける」「時間の確保が難しい」などの難点もあります。