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「フロー」の意味とは?使い方や例文

「フロー」の意味とは?使い方や例文

「フロー」の意味とは?使い方や例文

職場で上司や先輩から、「仕事のフローを頭に入れておいて」などと言われて、戸惑った経験はないでしょうか。「フロー」は英語の「flow」に由来するカタカナ言葉ですが、日本のビジネスシーンで使われる場合には、やや独特の意味合いとなります。

今回は、ビジネス用語としての「フロー」の意味や使い方などについて詳しく解説していきますので、職場で使う際の参考にしてみてください。

「フロー」の意味

まずは、一般的なビジネスシーンで使われる場合の「フロー」の意味について見てみましょう。さらに、よく使われる「ワークフロー」の意味や、「フロー」の由来もあわせて紹介します。

ビジネスシーンにおける「フロー」とは

ビジネスシーンで使われる「フロー」とは、一般に「仕事の流れ、順序」を意味しています。ある仕事がどこから始まり、どういった過程を経て、どこで区切りがつくのかという一連のプロセスを指して使われます。

「ワークフロー」とは

このような一連の流れを図式として表したものを、「ワークフロー」や「業務フロー」と呼びます(流れそのものを指すことも)。「ワークフロー」の設定により、現場の第一線で働く社員は、仕事の全体図が素早く見通せるようになります。そのため、個々のプロセスも円滑に進むようになり、一連の仕事がはかどりやすくなるというメリットがあります。また、設定した「ワークフロー」についての経過を観察・分析することで、プロセスの改善を図るのにも役立ちます。

「フロー」の由来

「フロー」というカタカナ語は、英語の「flow」に由来しています。「flow」は、動詞としては「(液体などが)流れる」「湧き出る」「(年月などが)過ぎていく」といった意味を持ち、名詞としては、「流れ」「流動」などの意味を持ちます。例えば、「The water was flowing out」という場合は、「水が流れ出ていた」の意味になり、「the flow of a river」という場合は、「川の流れ」の意味になります。
このように、「flow」には「流れ」という意味合いがあることから、ビジネスシーンで「仕事の流れ」を指して使われるようになりました。ただし、こうした使い方は日本独自のもので、英語圏では通用しません。

「フロー」の使い方・例文

ビジネスシーンにおける「フロー」の意味について分かったところで、実際の使い方についても見ておきましょう。ビジネス用語としての「フロー」は、以下の例文のように使われます。

例文:「この仕事のフローについて、簡単な図にまとめておいて」

例文:「明日新人が何人か入るから、業務のワークフローを忘れずに渡しておくように」

例文:「業務のフロー化は、業務の改善や効率化のために欠かせない」

例文:「この会社のキャリアフローだと、入社後4年ほどで係長になることもあるらしい」

ちなみに「フロー化」とは、業務の流れをわかりやすい図式にまとめることを言います。一方「キャリアフロー」とは、その会社におけるキャリアアップの流れについてまとめた図表を指します。

さまざまな分野における「フロー」の意味

上では、一般的なビジネスシーンにおける「フロー」の意味について紹介しましたが、それ以外にもさまざまな分野で「フロー」の語が使われています。ここでは、そうした各分野における「フロー」の意味について見ていきましょう。

経済用語としての「フロー」

経済用語として使われる場合の「フロー」は、「一定期間の収支勘定」を意味します。ある一定期間内に流動した値の合計を指して使われる言葉です。例えば、ある人が1ヵ月に2千円の支出を毎月行ったとすると、1年間では2,000×12=24,000ですから、1年の「支出フロー」は2万4千円ということになります。こうした一定期間のお金の流れは、「キャッシュフロー」とも呼ばれます。

このような「フロー」は企業においても使われますが、この場合は「企業の一定期間の資金収支」の意味になります。これを書類で表したものが、「損益計算書(PL)」です。「PL」には、一定期間の企業の収益と費用の状態が記されており、経営判断の材料とされたり、または株主等に経営成績を知らせるなどの用途に使われます。

IT用語としての「フロー」

IT用語として使われる場合の「フロー」は、「コンピュータプログラムを構成する命令や処理などの流れ」といった意味を表します。この流れを矩形や矢印等の記号を用いて図式化したものを、「フローチャート」と呼びます。「フローチャート」には、プログラムやアルゴリズム内部での処理や演算の詳細なプロセスが書かれており、設計の理解の手助けとなります。

また、通信の分野においては、回線を通じて送られるデータの流れなどを指して「データフロー」、もしくは単に「フロー」と呼んでいます。

最後に

以上、「フロー」という言葉の意味や使い方などについて、いろいろと紹介してきました。
このように、「フロー」は「流れ」を意味する言葉ですが、ビジネスシーンでは「仕事の一連のプロセス」を指して使われます。「ワークフロー」「フロー化」「キャリアフロー」といった使い方もされるので、こちらについても、例文で示したような使い方をしっかり覚えておきましょう。