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「NR(ノーリターン)」の意味とは?使い方や例文
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「NR(ノーリターン)」の意味とは?使い方や例文
ビジネスシーンでは略語が多く使われますが、その1つに「NR」というものがあります。社員のスケジュールについての用語ですが、どのような意味を持っているのでしょうか。今回は、一般的なビジネス用語としての「NR」の意味と、その使い方などについて解説していきましょう。
「NR」の意味
「NR」は業界によって意味合いが変わることもありますが、通常は「ノーリターン」の略語として使われます。ここでは一般的なビジネスシーンにおける意味と、英語本来の意味などについて紹介しましょう。
ビジネスにおける「NR」の意味
一般的なビジネスシーンで言う「NR」とは、上記のように、「No Return(ノーリターン)」の略語になります。この場合の「ノーリターン」は「直帰」の意味で、出先から会社に戻らず、そのまま直接帰宅することを指します。
営業やマーケティングなどの部門では、頻繁に外出をしますが、必ずその都度帰社すべきというわけではありません。外出先で定時を過ぎるような場合は、会社に寄らずに直接自宅へ帰ることも多くなっています。その方が、会社にとっても社員にとっても効率的なためです。「NR」は、こうした時に使われるビジネス用語で、社内スケジュール管理用のホワイトボードなどに記入しておくと、連絡の必要がなくなる仕組みとなっています。
英語における「NR」の意味
「NR」は「No Return」の略語だと説明しましたが、実は英語の「No Return」には、「直帰」の意味はありません。このような意味合いで使うのは日本だけのため、注意が必要です。
英語で「No Return」という場合には、「故人」や「返品不可」などの意味になります。「Point Of No Return」という表現をする場合もよくありますが、これは「帰還不能点」と訳され、「これ以上進むと後へ戻れなくなる地点」の意味になります。
また、「NR」という略語は、英語では「天然ゴム(Natural rubber)」や「国内記録(National Records)」などを意味します。
英語で「直帰」を表したい場合は、「Go Straight Home」という表現が適切です。
「NR」の対義語
「NR」は「直帰」の意味ということですが、それでは「直帰」の反対である「直行」は、どういう言葉で表されるのでしょうか。
「直行」を略語で表す場合は、「GS(Go Straight)」や「GD(Go Direct)」が使われます。ただ、「NR」に比べると、使用頻度はそれほど多くありません。
「NR」の使い方・例文
ビジネスシーンにおける「NR」の意味は上記のようなものですが、実際の使い方はどうなっているのでしょうか。ここでは、ビジネス用語としての「NR」の用法について、例文を挙げて紹介していきましょう。
大事なポイントは、「NR」は基本的に文字として記入するためのもので、口頭ではあまり使われないという点です。特に上司の予定について話す際などは、「直帰しました」「退社されました」と表現した方が良いでしょう。
例文:「(予定表に)3/1(月) A市で商談 NR 3/2通常出社」
例文:「(予定表に)佐藤 13:00~ B社で打ち合わせ NR」
例文:「(予定表に)鈴木 14:00~ C不動産でMTG NR」
例文:「○○さんに相談があったが、NRの予定なら今日は仕方ない」
例文:「ホワイトボードにNRの記入を忘れたので、メールで直帰の連絡をしておかなくては」
「NR」以外の略語
ここまで「NR」の意味や使い方について見てきましたが、最後にそのほかによく使われる略語についても紹介しておきましょう。
MTG
上の例文にも登場した略語ですが、「MTG」は「Meeting(ミーティング)」を表します。会社によっては、規模の大小にかかわらず、打ち合わせや会議の類はすべて「MTG」と表現することもあります。
MGR
「MGR」は、「Manager(マネージャー)」の略語になります。「MGR会議」や「加藤MGR」などのように使われます。
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