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一般常識

「屋内」「室内」の意味と違い

「屋内」「室内」の意味と違い

「屋内」「室内」の意味と違い

大まかに見れば同じような意味合いを表すものの、細かい点では差異が見られる二つの言葉というのは、いくつか思い浮かびます。「屋内」と「室内」もそうした組み合わせの一つですが、この二者はどういった点で区別されるのでしょうか。使い分けが可能ということは分かっても、いざ説明しようとすると意外に難しいことに気付くでしょう。

今回は、「屋内」と「室内」の意味や違いについて解説していきますので、両者の使い分けについて知りたい方は参考にしてくみてください。

「屋内」とは

屋内

「屋内(おくない・やない)」とは、「家の中」を意味する言葉です。また、「建物の中」の意味もあります。「台風の影響で外は強風が吹いているため、今は屋内から出ない方が良い」「屋内退避が求められる状況では、周囲の様子をよく見て、火の元の管理などを確実に行うことが大事だ」などのように使われます。

「屋内」の「屋」の字は、「屋根」の象形と「いたる」を表す部位から成り、「(人がいたる)いえ・すみか・建物」を意味します。

「屋内」と「室内」の違いは、「部屋以外のスペースも含むかどうか」という点に求められます。「室内」については後述しますが、「屋内」の場合は各部屋に限らず、建物内の空間すべてを指す点が特徴です。ですので、「屋内にとどまる」などという時は、廊下や階段などのスペースにいることも含むことになります。

「室内」とは

室内

「室内(しつない)」とは、「部屋、または家の中」という意味の言葉です。「この家の室内には豪華な装飾が施されている」「泥棒は室内を物色して、金目の物をすべて奪っていった」「男性の場合、基本的に室内では帽子を脱ぐのがマナーだ」のように使われます。

「室内」の「室」という字は、「屋根・家屋」の象形と「いたる」を意味する象形から成り、「(人がとどまる)部屋」の意味を持ちます。

「屋内」と「室内」は、どちらも「建物内部」を意味する点で同じですが、細かい使われ方は違います。「屋内」が前述のように、建物内の空間すべてを指すのに対し、「室内」は主に「部屋」のみを指す点で使い分けられます。ですので、一般的には廊下などの場所については、「室内」と呼ぶことはありません。

「屋内」「室内」の意味と違い

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