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一般常識

「乗せる」「載せる」「乘せる」の意味と違い

「乗せる」「載せる」「乘せる」の意味と違い

「乗せる」「載せる」「乘せる」の意味と違い

「のせる」を漢字で書くと、「乗せる」「載せる」となります。さらに、機会は少ないものの、「乘せる」という表記を見かけることもあります。これらはそれぞれ、どういった意味の違いを持つのでしょうか。使い分けのポイントについても知りたいところです。そこで今回は、「乗せる」「載せる」「乘せる」の意味と違いについて解説していきます。

乗せるとは

「乗せる」の意味は、7つほどあります。
1つは「人を乗り物にのせる」ということで、「彼女を車に乗せる」のように使います。
2つ目は「何らかの力で運ぶ」というもので、「電波に乗せて曲が流れる」のように使います。
3つ目は、「相手を思うようにさせる」というもので、「口車に乗せる」などのように使います。
4つ目は、「参加させる」というもので、こちらは「話に一口乗せる」のように使います。
5つ目は「リズムに乗せて体を動かす」のように、「伴奏などに合わせる」という意味で使います。
6つ目は、「人を調子づかせる」という意味合いで、「あまり図に乗せるのもよくない」のような使い方をします。
そして7つ目は、「ある基準以上になる」というもので、こちらは「ホームランを20本の大台に乗せた」のように使われます。

このように、「乗せる」の使い方は幅広くなっていますが、おおまかには「人やモノを何かの上に置く」といった意味合いになります。一方「載せる」との違いについては、以下で見ていきましょう。

載せるとは

「載せる」の意味は、主に3つあります。
1つは「物の上に置く」というもので、「ノートを机に載せる」「トーストを皿に載せる」のように使います。
2つ目は「車などに荷物を積む」というもので、「トラックに家具を載せる」のように使います。
そして3つ目は、「掲載する」という意味合いです。こちらは、「雑誌に記事を載せる」のように使います。

このように、「乗せる」との違いは、「載せる」はモノに対してしか使わず、使用が限られるという点にあります。ですから、基本的には「乗せる」を使い、上記の3つの意味合いのみ、「載せる」を使うと考えれば分かりやすいでしょう。

乘せるとは

「乘せる」とは、「人を乗り物にのせる」や「それによって運ぶ」などを表す言葉です。意味としては、「乗せる」と違いはありません。「乘」は「乗」の旧字体にあたり、「両手両足をひらいた人」や「木」などの象形から成っています。その意味は「木にはりつけになった人」というもので、そこから「のる」を表す漢字として使われるようになりました。

このように、「乘せる」と「乗せる」は同じ言葉で、どちらを使っても問題はありません。ただし、現在ではほとんどの場合で「乗せる」が使われており、「乘せる」の表記はあまり見かけないようになっています。