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一般常識

伸ばす(伸びる)・延ばす(延びる)の違い

伸ばす(伸びる)・延ばす(延びる)の違い

伸ばす(伸びる)・延ばす(延びる)の違いとは

伸ばす(伸びる)とは

伸ばす(伸びる)という言葉は、人やモノ自体の長さを長くするという意味があります。具体的には、栄養摂取などの手段で身長そのものを高くしたり、輪ゴムを引っ張って長くするということが、伸ばすにあたります。「伸長」という言葉に置き換えると、分かりやすいかもしれません。「伸」という漢字自体が、人が背伸びをしている状態を表しています。

伸ばすはまた、曲がっているものをまっすぐにするといった意味もあります。
例えば、「曲がった釘を伸ばす」といった具合です。さらに、勢力を拡張する場合にも、伸ばすの表記を使うことがあります。この場合は、「伸張」という熟語がこの意味にあたります。

延ばす(延びる)とは

延ばす(延びる)という言葉は、ある事柄の時間を長くしたり、日程などを遅らせるといった意味で使います。これは、「延長」「延期」という熟語を思い浮かべると、分かりやすいでしょう。

例えば「休憩時間を延ばす」という場合は、予定より長い休憩を取るという意味になり、「開演時間を延ばす」という場合には、本来のスタート時間をずらして遅らせるという意味になります。

延ばすのもう1つの意味としては、あるものに別のものをくっつけ、長さを足すというものがあります。具体的な物としては、延長コードがこれにあたります。こうした付着による長さの付け足しは、「伸ばす」には含まれませんから、この点は両者の違いとなっています。

まとめ

以上、「伸ばす(伸びる)」と「延ばす(延びる)」の違いについて説明しました。このように、伸ばすという場合は、「身長やモノ自体の丈を長くする」という意味合いで使うようになっています。ですので、背のびや体が成長するといったことは「伸ばす」にあたりますが、台の上へ上がるといったことは、伸ばすとは表現しません。この他に、曲がったものをまっすぐにするのも、「伸ばす」の意味に含まれます。

一方、「延ばす」の方は、時間について言うことが多くなっています。「延長戦」「会期延長」というように、何かの時間を長くしたり、時期を遅らせることを言います。もう1つの意味は、あるモノに別の何かを付け足して、長さを増やすというものです。この場合、「何かを付加する」という点が、伸ばすとの大きな違いとなっています。

伸ばす(伸びる)・延ばす(延びる)の違い

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