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一般常識

「寝る」と「眠る」の意味と違い

「寝る」と「眠る」の意味と違い

「寝る」と「眠る」の意味と違いとは

言葉の中には、大まかな意味合いは似ているものの、微妙な点が違うというものがたくさんあります。「寝る」と「眠る」も、そうしたものの一種でしょう。果たしてこの2つは、どういった点が異なるのでしょうか。具体的な使い分けのポイントについても知りたいところです。

そこで今回は、「寝る」と「眠る」の意味と違いなどについて解説したいと思います。

「寝る」とは

寝る

「寝る」の意味は、いくつかあります。1つは、「眠りにつくこと」というもので、この場合は「寝る子は育つ」「ぐっすり寝て体力が回復した」のように使われます。
もう1つの意味合いは、「体を横たえる」というもので、「寝ながら本を読むのは良くない」のように使われます。
このほかに、「ものが横になる(髪の毛が寝る)」「同衾する(彼と寝た)」「病気で床につく(二日ほど寝込んだ)」といった意味合いもあります。

「寝る」の「寝」の字は、「家屋」「寝台を立てて横にした」などの象形から成り、「家の奥のベッドのある部屋」を表しています。そこから「(部屋で)ねる」を意味する漢字として成り立ちました。

「眠る」との違いは、対義語で見ると分かりやすくなります。「寝る」の対義語は「起きる」で、「体の姿勢」に重点が置かれているのが特徴です。一方、「眠る」の意味などについては、以下で見ていきましょう。

「眠る」とは

眠る

「眠る」の意味は、「睡眠状態になる」というものです。心身の活動が一時的に停止し、目を閉じて無意識の状態になることを言います。「眠るには周りがうるさすぎる」「まぶたを閉じるとすぐに眠ることができる」のように使われます。

「眠る」の「眠」の字は、「目」「片目を針で刺した」の象形から成っています。これは「目をつむって見えない状態になる」ことを表しており、そこから「ねむる」を意味するようになりました。

「寝る」との違いは、前述のように対義語で考えると分かりやすくなります。「眠る」の対義語は「覚める」で、「起きる」ではありません。つまり、「眠る」は「睡眠状態に入る」ことに重点を置いた言葉で、姿勢などは問わないということになります。このように、「寝る」と「眠る」は対義語の違いに着目すると、使い分けが楽になります。

「寝る」と「眠る」の意味と違い

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