一般常識
「中身」と「中味」の意味と違い

スポンサーリンク
「中身」「中味」の意味と違い
「箱の“なかみ”が知りたい」という場合の「なかみ」には、「中身」と「中味」という2つの表記があてはまります。果たしてこの2つには、何か違いなどはあるのでしょうか。使い分けができるのかどうかについても知りたいところです。そこで今回は、「中身」と「中味」の意味と違いについて、詳しく解説したいと思います。
中身とは
「中身」の意味合いは、3つあります。
1つは「中に入っているもの」という意味合いで、容器などの内部に収められている物体を指します。こちらは「びんの中身はお酒だ」「コップの中身がこぼれた」のように使われます。
もう1つは「ものごとの内容」というもので、これは「実質」などと同じ意味合いとなります。「話の中身は一切ない」「中身のない男だ」のように使われます。
3つ目の意味合いは、「刀剣の刃の部分」というもので、これは「刀身」と同じ意味を表します。3つ目の意味合いは、一般的にはあまりなじみがなく、1つ目と2つ目のものが主に使われるようになっています。
「中身」と「中味」は、後述するように意味の違いはありません。辞書においても、両者を同一の言葉として扱っています。ただ、基本的には「中身」の方を使うのが正しいとされています。その理由については、以下で見ていきましょう。
中味とは
「中味」の意味は、上記のように「中身」と違いはありません。やはり「容器の中のもの」や「ものごとの内容」などを表しています。しかし、「中味」の表記は正式なものではなく、当て字にあたるものです。そのため、新聞などのメディアでは「中味」ではなく、「中身」の方を使うようになっています。
「なかみ」という言葉は、もともと「中のもの」という意味の「中身」という表記しかありませんでした。その後あと付けで、「実質」を意味する「中味」の表記が加わったという経緯があります。ですので、一般的に使う場合は、一応そうした使い分けも可能となっています。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
- 最新の情報をお届けします
- Tweet Follow @b_textbook
その他おすすめのコンテンツ一覧
-
「つまずく」と「つまづく」の意味と違い
-
一次元・二次元・三次元・四次元・五次元の違い
-
「毎週」「隔週」「各週」の意味と違い
-
「尋ねる」「訪ねる」「訊ねる」の意味と違い
-
高級寿司屋のマナーと正しい食べ方34選
-
「ください」と「下さい」の正しい使い分け方と違い
-
元・基・下の使い方の違い
-
アラサー・アラフォー・アラフィーは何歳から何歳まで?
-
「動線」と「導線」の違い
-
全20種類!○○世代一覧
-
「慣れる」と「馴れる」の意味と違い
-
「年度」「年次」「年時」の違い
-
「信用」と「信頼」の違い
-
以上・以下・未満・超え・以内・以前・以降・以来・以外は基準を含むかの違い
-
「凡例(はんれい)」と「凡例(ぼんれい)」の違いと読み方
-
「夫」「主人」「旦那」「亭主」の意味と違い
-
「いたします」と「致します」の正しい使い分け方と違い
-
特急、快速、急行、準急、普通の違い
-
「写す(写る)」「映す(映る)」の意味と違い
-
「稼働」「稼動」「可動」の意味と違い
-
「早急(そうきゅう)」と「早急(さっきゅう)」の意味の違いと読み方
-
「蘇る」と「甦る」の意味と違い
-
「遵守(じゅんしゅ)」と「遵守(そんしゅ)」の違いと読み方
-
「代替案(だいたいあん)と(だいがえあん)」の違いと読み方