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一般常識

「内戦」「内乱」「反乱」「クーデター」の意味と違い

「内戦」「内乱」「反乱」「クーデター」の意味と違い

「内戦」「内乱」「反乱」「クーデター」の意味と違いとは

「国内での争い」に関連した言葉には、さまざまな種類があります。「内戦」や「内乱」、「反乱」「クーデター」といった言葉も、そうしたものの一種です。これらは普段何気なく耳にしているものの、実際の意味合いとなると、詳しく説明できないという人も多いでしょう。

そこで今回は、「内戦」「内乱」「反乱」「クーデター」の意味と違い、使い分けのポイントなどについて解説していきたいと思います。

内戦とは

内戦

「内戦」とは、「一国内における、同じ国民同士の戦い」という意味の言葉です。ある国の領域内で引き起こされた、政府と非政府の組織間の武力紛争を言います。「この国では数年にわたって内戦状態が続いている」「内戦で国土が荒廃し、多くの難民が発生した」のように使われます。英語では、「civil war」と呼ばれます。

「内戦」が発生する事由としては、国内の全国政府の座を争うためのもの(戊辰戦争、イエメン内戦など)や、民族間の対立によるもの(ルワンダ内戦など)、宗教的な対立によるもの(レバノン内戦など)等があります。こうした争いには、さまざまな国外勢力が介入するケースも多く、それによって事態をより悪化させることも少なくありません。

「内乱」との違いについては、以下で見てみましょう。

内乱とは

内乱

「内乱」とは、「国内の騒乱」という意味の言葉です。一国内において行われる、反政府勢力と政府側の闘争を指します。「ついに内乱が勃発した」「内乱を逃れて国外へ脱出する」のように使われます。英語では、「rebellion」と呼ばれています。

「内戦」と「内乱」の違いはあいまいで、同じ意味合いで使われることも多くなっています。その一方で、暴動の範囲内にある事象を「内乱」と呼び、武力を用いた形態を「内戦」と呼んで区別する場合もあります。しかし、実際には「スペイン内戦」を「スペイン内乱」と呼ぶ場合もあるなど、使い分けに明確な基準があるわけではありません。

反乱とは

反乱

「反乱」とは、「権力や支配者に背く行動を起こすこと」という意味の言葉です。国家などの支配者に対し、支配される者が自らの立場を改善させるべく蜂起することを言います。反乱の手段としては、示威行為だけの場合もありますが、多くは武力を用いた暴力的なものとなっています。英語では、「rebellion」や「uprising」などと呼ばれます。「国内には反乱の気配が漂っている」「反乱者は厳しく処罰せねばならない」のように使われます。

「反乱」と「内乱」は似ていますが、「内乱」が「国内が闘争で乱れた状態」一般を指すのに対し、「反乱」は「支配者に被支配層が反旗を翻す行動」を指す点が違います。また、「反乱」は国に限らず、会社などの組織においても使われるという違いもあります。

クーデターとは

クーデター

「クーデター」とは、「武力によって政権を奪取すること」という意味の言葉です。軍などが現政権に対し反旗を翻し、武力によってその座を奪い取ろうとすることを言います。「クーデターによる革命が起きた」「一部の軍人がクーデターを画策している」のように使われます。「クーデター」はフランス語から来た言葉で、もともとは「国への一撃」を意味しています。

「クーデター」と「反乱」の違いも分かりにくいところですが、「反乱」が支配層への不満の爆発の末に行われる行為で、必ずしも政権の奪取を目的としないのに対し、「クーデター」は明確に政権を奪うことを目指している点が異なります。