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一般常識

「混ぜる」「かき混ぜる」の意味と違い

「混ぜる」「かき混ぜる」の意味と違い

「混ぜる」「かき混ぜる」の意味と違い

「混ぜる」という言葉は、「色を混ぜる」や「調味料を混ぜる」のように、さまざまな場面で使われるものです。一方、これとよく似た「かき混ぜる」という言葉も、日常的に頻繁に耳にするようになっています。これらはどちらも同じ意味内容を指しているように見えますが、どこかに使い分けのポイントなどはあるのでしょうか。

今回は、「混ぜる」と「かき混ぜる」の意味や違いについて解説していきますので、両者の使い分けについて知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

「混ぜる」とは

混ぜる

「混ぜる」とは、「あるものの中に別のものを加えて1つにする」という意味の言葉です。また、「数種のものを一緒にする」「混合する」という意味もあります。「コーヒーにミルクを混ぜる」「草野球チームに元プロ選手を混ぜる」「さまざまな曲調を混ぜた楽曲」などのように使われます。

「混ぜる」の「混」の字の形は、「群がり集まってくる水」を表しており、「まじる」「まぜる」「物が1つになって別れないさま」などの意味を持ちます。

「混ぜる」と「かき混ぜる」の違いは、それほど明瞭ではありません。「混ぜる」に「かき混ぜる」の意味合いが含まれることもあり、両者を同じ意味で使うことも多くなっています。ただ、「混ぜる」の表現は抽象的な事物についても使える点は、「かき混ぜる」との区別のポイントと言えます。

「かき混ぜる」とは

かき混ぜる

「かき混ぜる」とは、「攪拌(かくはん)する」を意味する言葉です。気体、液体、固体などの物について、それらを物理的にかき回して混ぜ合わせる行為について言います。「鶏卵をかき混ぜる」「絵具をかき混ぜる」「麻雀牌をかき混ぜる」などのように使われます。

「かき混ぜる」の「かき」は、漢字で書くと「掻き」となります。この「掻」という字は、「虫に刺され、かゆみを生じて爪でかく」さまを表しており、手や爪などで物の表面をこすることや、腕や手首を上下左右に動かすことなどを指します。

「かき混ぜる」と「混ぜる」は、意味合いに重なる部分が多い言葉ですが、上記のように使い分けのポイントも存在します。「かき混ぜる」は、「混ぜる」とは違い物理的な動作のみを指すので、抽象的なものや、動かして混ぜ合わせられないものについては使えません。ですので、「日本語の文章に英単語をかき混ぜる」のような使い方はされないことになります。

「混ぜる」「かき混ぜる」の意味と違い

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