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一般常識

「混ざる」「交ざる」「雑ざる」の意味と違い

「混ざる」「交ざる」「雑ざる」の意味と違い

混ざる・交ざる・雑ざるの意味と違いとは

「まざる」という言葉を文字にする時、どういった漢字を当てるか迷ったことはないでしょうか。同じ「まざる」という言葉でも、「混ざる」「交ざる」「雑ざる」という3つの表記のバリエーションが存在します。それぞれどういったニュアンスを持ち、使い方がどう異なるのかが気になるところです。そこで今回は、「混ざる」「交ざる」「雑ざる」の意味と違いについて、詳しく解説していきます。

混ざるとは

「混ざる」とは、「2種類以上のものが一緒になり、一体となること」を意味する言葉です。複数のものごとが絡み合い、1つのもののようになった状態を表します。
「混ざる」の「混」は、「流れる水」と「足の多い虫」の象形から成っており、「むらがり集まる水」を表しています。そこから、「まじる」「まざる」を意味する漢字として成立しました。具体的には、「色がたくさん混ざっている」「砂糖と塩が混ざる」「セメントに砂を混ぜる」などのように使われます。

この使い方のポイントは、「一緒になった要素同士の判別がしにくい」という点にあります。この点は、後述する「交ざる」との違いに挙げられます。

「混ざる」はまた、上記のような使い方の他に、「元の要素に別の要素が入り込む」という意味合いでも使われます。この場合は、「黒い髪に白髪がいくらか混じっている」などのように使われます。

交ざるとは

「交ざる」の意味合いもまた、「いくつかの種類のものが、一緒に絡み合うこと」というものです。基本的には、「混ざる」と違いはありません。
「交ざる」の「交」は、「人がすねを組んでいるさま」を表す象形から成っており、そこから「まじわる」という意味の漢字として成立しました。「男性の中にちらほら女性も交っている」「綿に麻が交ざった素材」などのように使われます。

「混ざる」の表記との違いで言うと、「交ざる」は「要素同士が完全に溶け込んでいない」という点にポイントがあります。「交ざる」で表現されるのは、例で挙げたような「一緒になっていても要素の区別はつく」ものについてです。この点は、使い分けの上で大きな手掛かりとなります。

雑ざるとは

「雑ざる」の意味合いは、「異なるもの同士が一緒になっている状態」というもので、やはり「混ざる」や「交ざる」と基本的に違いはありません。
「雑ざる」の「雑」は、「衣服のえりもと」と「鳥が木に集まる」象形から成っています。これが表すのは、「服の色などの多種のあつまり」というもので、そこから「まじる」「まざる」を意味する漢字となりました。

「雑ざる」の使い方のポイントは、「他のものが入り込むことで純粋さが損なわれる」というニュアンスを含む点にあります。例えば、「異物が雑ざる」というような使い方です。ただし「雑ざる」の読み方は常用外のため、同じニュアンスを「混」の字で表すことも多くなっています。