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一般常識

巻き寿司・海苔巻き・太巻き・恵方巻き・手巻き寿司の意味と違い

巻き寿司・海苔巻き・太巻き・恵方巻き・手巻き寿司の意味と違い

「巻き寿司」「海苔巻き」「太巻き」「恵方巻き」「手巻き寿司」の意味と違いとは

「巻き寿司」は、日本人にとってはおなじみの料理ですが、これと同じような言葉として、「海苔巻き」「太巻き」「恵方巻き」「手巻き寿司」というものもあります。この5つの言葉は、個々の区別が難しいところですが、何か使い分けのポイントなどはあるのでしょうか。

今回は、「巻き寿司」「海苔巻き」「太巻き」「恵方巻き」「手巻き寿司」の意味や違いについて解説していきましょう。

「巻き寿司」とは

巻き寿司

「巻き寿司(まきずし)」とは、寿司の一種で、「海苔などの材料で酢飯や具材を巻いたもの」を意味する言葉です。一般的には、巻き簾の上に置いた海苔に酢飯を広げ、その上にさまざまな具材を乗せて巻いたものを指します。「巻物(まきもの)」などとも呼ばれ、通常は「海苔巻き」と同じものとみなされるようになっています。

「巻き寿司」の具材は、前述のようにさまざまですが、代表的な物にはマグロやきゅうり、ツナ、卵焼き、紫蘇、かんぴょう、納豆などがあります。

「巻き寿司」と「海苔巻き」は、上でも触れたように、意味の違いなく使われるのが通常です。ただ、広義の「巻き寿司」には「玉子巻き(玉子焼きで飯と具材を巻いたもの)」なども含まれる点で、両者を使い分けることができます。

「海苔巻き」とは

海苔巻き

「海苔巻き(のりまき)」とは、一般的には「海苔で酢飯などを巻いた寿司の一種」を意味する言葉です。海苔で酢飯や具材を巻くことから、この名前が付いています。

「海苔巻き」は、上記のように「巻き寿司」と基本的に同じものです。ただ、関東では主に「海苔巻き」の名称で呼ばれるのに対し、関西では一般的に「巻き寿司」と呼ばれるという違いがあります。また、これも上記のように、広義の「巻き寿司」には「玉子巻き」などが含まれる点も、「海苔巻き」との違いになります。

このほか、関東の「海苔巻き」は太さに応じて「細巻き」「中巻き」「太巻き」の3種類に分かれるのに対し、関西では通常「巻き寿司=太巻き」を指すという違いもあります。

「太巻き」とは

太巻き

「太巻き(ふとまき)」とは、「太巻きずし」を略した言葉です。「太巻きずし」は、「巻き簾の上に一枚の海苔を置き、それに酢飯とさらに数種の具材を乗せて太く巻いた寿司」を意味します。具材には、かんぴょうや干し椎茸、厚焼き玉子などが使われます。

このように、「太巻き」は「海苔巻き」の一種であり、両者に違いはないと言うこともできます。ただ、関東の「海苔巻き」には、そのほかにも「細巻き」と「中巻き」が含まれる点で使い分けられます。ちなみに「細巻き」「中巻き」「太巻き」の3つは、主に海苔の量などによって区別されます。「細巻き」で使う海苔は全形海苔半分で、「中巻き」は半分~一枚、「太巻き」は一枚以上となっています。

「恵方巻き」とは

恵方巻き

「恵方巻き(えほうまき)」とは、「節分に食べる太巻きずし」を意味する言葉です。「恵方」とは、「その年の最も良いとされる方角」を指します。「恵方」は「十干」によって定められ、例えば「甲(きのえ)の年(西暦では下一桁が4の年)」であれば、おおよそ東北東の方角が「恵方」に当たります。節分の日にこの「恵方」を向き、太巻きずしを無言で一本丸ごと食べ切ると、縁起が良いとされます。

「恵方巻き」の習慣は、もともとは大阪など関西方面に限られたものでした。それが1990年代に入り、各地のスーパーやコンビニで販売されるようになったことから、全国的に広まったという経緯があります。

このように、「太巻き」とは食べものの種類としては同じですが、「恵方巻き」は節分の行事食であり、なおかつ切り分けず丸ごと一本食べるという点に違いがあります。

「手巻き寿司」とは

手巻き寿司

「手巻き寿司(てまきずし)」とは、「巻き寿司」の一種で、文字通り「手で飯・具・海苔を巻いたもの」を意味します。作り方はさまざまですが、全形の4等分~半分ほどのサイズの海苔に酢飯を乗せ、そこに玉子焼きなどの具材を乗せて、手で巻くのが一般的です。主に家庭で作られることが多い料理ですが、発祥は「築地玉寿司」という寿司屋にあるとされています。

このように、「手巻き寿司」は「巻き寿司」に含まれる食べものですが、作り方で区別されます。一般的な「巻き寿司」が巻き簾で巻いて作るとは違い、「手巻き寿司」は巻き簾を使わずに、手で巻くのが特徴となっています。