一般常識
「毎月」「隔月」の意味と違い
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「毎月」「隔月」の意味と違い
「毎月」「隔月」という言葉は、何かの商品の発売や、料金の支払いなどの際によく目にするものです。あることが起こるまでの間隔について表した言葉であることは分かるものの、それぞれ具体的にどういった違いがあるのかについては、今ひとつピンとこないという人も多いでしょう。この2つを分けるポイントは、果たしてどの辺にあるのでしょうか。
今回は、「毎月」と「隔月」の使い分け方について知りたいという人のために、これらの意味や違いについてわかりやすく解説していきたいと思います。
「毎月」とは
「毎月」とは、「月のたびごと」という意味の言葉で、同じことが月が改まるたびに決まって行われる場合に使われます。「月ごと」や「月々」などと言い換えることができます。
「毎」は、「つねに」を意味する漢字ですが、この場合は「~ごとに(~するたびに)」の意味になります。
「毎月の小遣いを増やすよう息子からせがまれている」「ほとんど利用しないサービス料金を毎月支払うのはもったいない」のように使われます。主な読み方には、「まいつき」と「まいげつ」の2種類があります。
「隔月」との違いは、「ひと月ごと」を指す点にあります。1年のうちの1月から12月までのすべての月が該当する点が、「毎月」の特徴です。ですので、ひと月おきやふた月おきの場合には、「毎月」という語は当てはまらないことになります。
「隔月」とは
「隔月」とは、「月の境目を1回、または何回かへだてること」という意味の言葉ですが、一般的には「ひと月おき」の意味で使われます。1月の次は3月、その次は5月という具合に、間の月を1つ飛ばす形で数えていく場合に用いられます。ですので、「隔月」の場合は、1年のうち6ヵ月ぶんしか該当しないことになります。
具体的には、「この雑誌は隔月で刊行されている」「このところ隔月のペースでキャンプに出かけている」のように使われます。読み方は、「かくげつ」になります。
「隔」の字は、「間に物を置く」や「時間的に離れる」の意味を表します。
「毎月」との違いは、このように「ひと月おき」を指す点にあります。たとえば「毎月発売」という場合は、「ひと月ごとに発売される」の意味になりますが、「隔月発売」という場合は、「発売した後ひと月おいて、ふた月後にまた発売される」の意味になります。ちなみに「隔日」や「隔週」などという場合も、「1日(週)おき」の意味を表します。
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