一般常識
「毎週」「隔週」「各週」の意味と違い

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毎週・隔週・各週の意味と違い
「毎週」と「隔週」はよく聞く言葉ですが、その違いを説明しようとすると、意外に難しいかもしれません。また、「隔週」と「各週」も、読みが同じで混同しやすい言葉です。これら3つの言葉は、それぞれどんな意味で、どういった違いがあるのでしょうか。
今回は、「毎週」「隔週」「各週」の意味と違いについて説明していきましょう。
毎週とは
「毎週」とは、「一週間ごと」という意味の言葉です。時間を週単位で区切った際の、全ての週を指します。読み方は、「まいしゅう」です。例えば「毎週金曜日」という場合は、全ての週における金曜日を示しています。「毎週二回」という場合は、一週間ごとに二回何かが行われるという意味で、曜日は固定されたり、その時々で異なる場合もあります。
「毎週」という言葉がよく使われるものとしては、週単位で放送されるTVやラジオなどの番組や、週刊誌、授業や講座などがあります。
「毎週」の「毎」は、「~ごとに」「つねに」という意味があります。「髪飾りをつけて結髪する婦人」の象形から成っており、「女性はつねに髪の手入れが必要」ということから、「つねに」を意味する漢字として成り立ちました。
「隔週」などとの違いについては、以下で見てみましょう。
隔週とは
「隔週」とは、「一週間おき」を意味する言葉です。時間を週単位で区切った際に、一週分の間隔を置くことを言います。読み方は「かくしゅう」です。
例えば隔週水曜日発行の雑誌がある場合、発行があった週に続く発売日は、一週間置いた二週間後の水曜日になります。
「隔週」の「隔」は、「へだてる」「物の間に距離を置く」を意味しています。「はしご」と「かなえ(器の一種で、足が高く地面からへだたっている)」の象形から成っており、そこから「へだてる」を意味する漢字として成り立ちました。
このように、「隔週」は「一週間の間隔を空ける」ことを表しており、「一週間ごと」を意味する「毎週」とは、意味合いが違います。
各週とは
「各週」とは、「それぞれの週」という意味の言葉です。「各」は「それぞれ」や「おのおの」「ひとつひとつ」などを意味しています。「4月は各週ともに高視聴率をマークした」のように使われます。
読み方は「隔週」と同じ「かくしゅう」ですが、意味合いはまったく違います。「各週」には、「一週間おき」の意味はありません。また、「毎週」とも意味合いや使われ方は異なっています。「各週」が指すのは、あくまでも「問題となるそれぞれの週」ということで、「連続したすべての週」という意味ではありません。
例えば、一週間おきの場合もあれば、二週間おき、四週間おきの場合もあり得ます。こうした点に気をつけると、それぞれ使い分けしやすくなるでしょう。
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