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一般常識

「間違う」「間違える」の意味と違い

「間違う」「間違える」の意味と違い

「間違う」「間違える」の意味と違い

「操作を間違う」「手順を間違う」などのように、「間違う」という言葉は日常でもよく使われるものです。一方、これと非常によく似た言葉で、「間違える」というものもあります。普段はこの2つを特に意識せずに使っていますが、改めて考えてみると、両者はどう違うのかが気になってきます。果たしてこの2語には、何か使い分けのポイントなどはあるのでしょうか。

今回は、「間違う」と「間違える」の意味や違いについて解説していきますので、両者の使い分け方が知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

「間違う」

間違う

「間違う(まちがう)」とは、「あるべき状態や結果と異なる」という意味の言葉です。「誰もが一度は人生の選択を間違うものだ」「彼は自分が間違った考えに囚われていることに気付いていない」「やり方が間違っていたのは彼女ではなく、私の方だった」のように使われます。

「間違う」と「間違える」は、同じ意味で使われることも多くなっています。たとえば「勘定を間違う」と「勘定を間違える」は、どちらも同じ内容を表しています。しかし、完全に同一というわけではなく、微妙な違いもあります。「間違う」の表現は、「正しい状態があるにもかかわらず、そうなっていない」というニュアンスを持つのが特徴です。たとえば「方法を間違った」という場合は、「正しい方法があるのに、それとは別のものを選んだ」といった意味合いになります。

「間違える」については、この後詳しく解説しましょう。

「間違える」

間違える

「間違える(まちがえる)」とは、「しそこなう」「失敗する」という意味の言葉です。「こんなに難しい問題なら、間違えるのも無理はない」「君が横からあれこれ言うせいで、計算を間違えたよ」のように使われます。また、「他のものと取り違える」という意味もあり、この場合は「間違えて他人の傘を持ってきてしまった」「曲がる道を間違えたせいで、とんでもない所に出てしまった」のように使われます。

「間違える」と「間違う」は、上記のように同様に使えることも多くなっていますが、ニュアンスには微妙な違いがあります。「間違える」は、「取り違える」のニュアンスを持つ点が特徴です。たとえば「テストの答えを間違えた」という場合には、「選ぶ選択肢を正解のものと取り違えた」という意味合いになります。一方「答えを間違った」という場合は、「正解とは異なる回答をした」の意味合いになります。このようなニュアンスの違いに注目すると、使い分けがスムーズになるはずです。

「間違う」「間違える」の意味と違い

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