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一般常識

「功績」「功労」「手柄」の意味と違い

「功績」「功労」「手柄」の意味と違い

「功績」「功労」「手柄」の意味と違いとは

「功績」「功労」「手柄」は、いずれも何かのすぐれた成果に対して使われる言葉です。一見したところでは、これらは全て同じような使い方ができそうですが、何か違いなどはないのでしょうか。それぞれの使い分けのポイントについて知りたいところです。

そこで今回は、この3つの言葉の意味や違いについて、詳しく解説していきたいと思います。

「功績」とは

功績

「功績」とは、「あることを成し遂げた手柄」という意味の言葉です。ある人が行った優れた働きや、成果を指します。読み方は、「こうせき」です。
「○○氏の功績をたたえ、郷土に記念館が作られた」「彼は科学の分野で多くの功績を残した」のように使われます。

「功績」の「功」という字は、「作る」「力強い腕」の象形から成り、「仕事」や「手柄」を意味します。一方「績」の字は、「より糸」「つむ」の象形から成り、「つむぐ」を意味しますが、「手柄」の意味も持ちます。

「功労」と意味は似ていますが、次のような細かい違いがあります。すなわち、「功労」が後述するように、「苦労や努力」といった面にも注目しているのに対し、「功績」は「手柄」や「成果」のみを取り上げた言葉となっています。

「功労」とは

功労

「功労」の辞書での意味は、「大きな功績と、それに伴う労苦」となっています。ある人が何かのために成し遂げた手柄と、そのために味わった苦労や努力を指す言葉です。読み方は、「こうろう」になります。
「長年の功労に報いて、重要なポストを用意した」「彼女は会社にとって大変な功労者だ」のように使われます。

「功労」の「労」と言う字は、「かがり火」「力強い腕」の象形から成り、「(力を燃焼させて)疲れる」や、その疲れを「ねぎらう」などの意味を持ちます。

「功績」とは、前述のように細かな点で違いがあります。「功績」が「手柄」の面しか取り上げていないのとは違い、「功労」は「努力」や「苦労」の面にも注目しているのが特徴です。そのため、その人の骨折りを強調したい場合には、「功労」を使うのが適していると言えます。

「手柄」とは

手柄

「手柄」とは、「人から褒められるような立派な働き」という意味の言葉です。ある人が達成した、人目を引く目覚ましい成果を言います。読み方は、「てがら」です。
「祖父は戦争中に手柄を立てたそうだ」「思いもよらない大手柄だった」のように使われます。

「手柄」の「手」は、「手腕」などと使われるように、「能力」や「技量」の意味を持ちます。一方「柄」の字は、「人柄」などと言うように、名詞に付いてそのもの本来の特性を表す働きを持ちます。

「功績」との違いはほとんどありませんが、「手柄」が日常的な小さな成果に対しても使われるのに対し、「功績」は主に社会的な大きな成果に対して使われるという点で使い分けできます。